がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

栄養補給へ

通院日に行っても、抗がん剤の投与はお預けとなりました。これで4週連続です。これまで主に投与見送りの理由には、骨髄抑制があげられていたのですが、今回は白血球も好中球も正常の範囲内でした。


それでも見送ることについて、医師は体力の回復が重要、薬剤投与の副作用に耐えられる体力がいまはない、と言うそうです。確かに元気なころとは見るかげもなく、げっそり衰えています。


これまでにも何度か書きましたが、抗がん剤のパラドックスです。病状が悪いから抗がん剤投与→副作用で体力悪化→不投与で回復→再投与の副作用、、のサイクルです。薬剤が病変部に与える有効性が、このサイクルをずっと上回らなければ、患者にとっては苦痛しかないわけです。


娘の場合、理想的な好例でいえば、投与で病変部の癌細胞が著しく縮小したり、衰退したりして、より確実な手術や放射線治療へ移行できることでしょうが、、、。


一人息子の期末テストが終わったので、いっしょに夕飯をしたいと婿殿の車でやってきた。長女の家族を交えて、息子の食べたいパスタとピザのレストランに行きました。


私にとっては十月初めのホテル・ランチいらいの出会いでしたが、あまりの変わりように、おもわず目をそらしました。わずか2か月ほどで、4キロ痩せたといいます。


もう全体の痩せようとか、顔の表情、色つやや首筋や手首の痩せようについて書き記すのさえ可哀そうです。女性だから、日々、鏡に向かうことが多いのに、そこに映る自身の変容を、どう思っているのか。案じるだけでも、つらいことです。


味覚障害が強くて、何を食べても味がしないと言っていました。ロクに食べないのに、下痢をするという。考えられる限りの悪い状況にあります。


レストランでも一皿分も食べきれないと、自分だけの注文をせず、みんなの皿から少しずつ取り分けてもらって食べていました。大勢が美味しく食べる雰囲気にのって、少しは口にしていました。


これでは、確かに体力はつかない。抗がん剤投与見送りの際に栄養剤の点滴をうけていました。これは見送りの変わりする処置だと思いこんでいましたが、尋ねてみると、希望すれば毎日でも可能だとのこと。


なーんだ。ということで週三回、それだけをしに通院することにする。知らない、尋ねない患者側にも問題ありですが、そういう方法があると事前に話してくれない医療者側にも問題あり、ですね。キメ細かいコミュニケーションが双方に必要です。