退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

キシダメサクラ

 キシダメが「国賓待遇」でバイデンに会ってきました。
 有権者から愛想つかされて、支持率が下がりっぱなしのキシダメが、なんで国賓待遇で歓迎されるのか。


(google画像検索から引用)


 アメリカ側もわかっています。落ち目で、先がない首相だと承知で,招致しているのです。ですから、国賓待遇といっても、空港でのお出迎えは白々しい。駐日エマニュエル大使だけが先回り帰国してのお出迎えの握手でした。これって"駅前客引き"と同じやり方ですね。


 まあ、アメリカにすれば、ミサイルやら兵器やらを爆買いしてくれるわ、自衛隊を統合一体化の名目で米軍の下請けに差し出してくれるわ、こんどは「安全保障で一層の深化」と米豪英の軍事同盟にも仲間入りするわ、キシダメはアメリカの言いなり。上得意さんなので、ご褒美という感じかな。もしくは”卒業”まえの、「はなむけ」のつもりかもしれません。


 サクラという役割があります。夜店や縁日のセールで客になりすまして、率先して品物を買ったり、居合わせた客に買い気を煽ったり、コンサートで「ブラボー!」と叫んだりする「偽客」のことです。売り手とつるんでいます。


  キシダメは「グローバルなパートナー」という美辞麗句をもらって喜んでいますが、日本がアメリカと組んで、世界を俯瞰するなんて、どこの国も期待していません。進んでアメリカの属国のようにふるまう日本。キシダメは抑止力の強化のつもりでしょうが、周辺諸国にすると、アメリカをカサにきた威嚇、脅威と警戒するだけです。


 キシダメの役割は、バイデンのサクラです。キシダメはバイデンと親密さを強調することで裏金問題は忘れられて、政権維持の支えになると思っているし、バイデンは、大統領選まえに、自身にこれほどまで従順な他国の首相を国民にさらして、自らの外交政策の成功を国内外にひけらかしています。あんまり露骨なので、サングラスで素面を隠しています。(笑い)


 今回の首脳会議で、日米関係は「前例のない高みに到達」と共同声明の一行目にあります。ひどい話です。日本の軍事大国化を、さらに進めることをキシダメは約束しています。


 すでに軍事拡張へ予算を2・5倍ふやし、ミサイルを大量に購入し、また初めて航空母艦(空母)を就航させました。空母は戦闘機を積んで、敵対国周辺の海域に出撃基地をつくることから、「専守防衛」にあってはならない攻撃用の戦艦です。これまで空母は、もたないのが鉄則でしたが、これも破り捨てました。


 前にも書きましたように、自衛隊は戦死者の遺体処理の想定訓練をやり始めました。防衛省幹部や各地の連隊は、通達違反の靖国神社や護国神社参りを盛んに行い、関東のある連隊は死語になっている大日本帝国の「大東亜戦争」という言葉を使って神社参りです。大手を振って戦前の軍部復活を狙う動きが明らかです。キシダメの姿勢が、自衛隊を鼓舞しているのです。


 戦争態勢へ前のめりのキシダメ。これが、戦争放棄、軍隊をもたない。交戦しないという憲法とどう調和するのか。ここまで逸脱すると、キシダメ自公政権は、完全に「憲法無視」と言わざるを得ません。憲法違反政府です。


 一昨年12月、キシダメは、例の安保3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)を閣議決定して、戦後最大の軍事政策の転換を行いました。「厳しくなる安全保障の環境に応じて、、」という決まり文句です。この3文書については、閣議決定の半年前にバイデンのところに提示して、バイデンの了解を得たとされています。


 国民にも国会にも説明しないままで、先に米国のOKを取り付けたあと、閣議決定。このやり方はアへ元首相と同じです。これが、いやしくも独立国家のトップのすることか。国家の威信、政治家としてプライドがないのか。


 こういう外交や安全保障、また重要な経済問題となると、自主自立性をかなぐり捨てて、アメリカ任せにするやり方に、なぜ自公支持者は黙って追随しているのか、不思議でならない。保守の人たちが大好きな愛国心という言葉は、国家の大事なことを他国任せという状態とどう釣り合うのか。


 自民党は改憲を目標にしています。あのアへに至っては、アメリカに押し付けられた「みっともない憲法」とまで酷評していましたが、自分の外交政策はじめ国策全般は、アメリカにおんぶにだっこ。トランプの走り使いでした。ふだん、えげつない嫌韓なのに、裏では「日本は悪魔の国。だから韓国に償いなさい」という教義の統一協会の献金集めの広告塔だったり、自民党議員の多くは支持者だったり。


 道徳教育に熱心で道義の「美しい国」と言って称賛しているのに、物価高で苦しむ庶民をよそに裏金をちゃっかりため込んでいる腹黒い自民党の連中です。なんで、こんなぐちゃぐちゃに腐敗、自己矛盾、論理破綻している政党を支持するのかな。部外者には、よほど甘い汁を吸う裏があるのかなあ、と思うしか納得のしようがない。


 右翼がよく非難に使う「売国奴!」。この言葉をキシダメと自公政権に言ってやりたいものです。今回の日米共同声明の内容も、半年前にバイデンに「添削」してもらったのかな。情けない国じゃあーりませんか。


 3文書を反映した「防衛白書」は、中国を従来からの「国際社会の懸念」を「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と位置づけた。勇ましい、いかにも敵対国かのような表現です。中国が攻めてくるぞ、攻めてくるぞ、と煽る一方です。対決を避けるための外交・対話・協調に熱意を見せないキシダメです。


 頼りにしているアメリカは、中国に一定の警戒心を示しながら、閣僚級を次々と中国に派遣して、軍事問題も経済問題も対話の機会を頻繁に作って、対立が深まらない努力を続けています。キシダメには、その協調路線が見えず、対中強硬姿勢の一面だけをマネて、踊らされているようです。


 こんなダメ首相でも、一応、民手的な手続きを経てなっていますので、最終的な国家の意思決定権を握っています。その点では、ウクライナ侵攻のプーチンやガザ壊滅作戦のイスラエルのネタニヤフ首相、あるいは過去のヒットラーや東条英機と同様の独裁的権力者になり得る権力者です。


 アメリカ言いなりのキシダメが、アメリカの軍事作戦に乗って、自衛隊の派遣を決定した場合、それを阻む方策はありません。キシダメの自己保身と権力欲が、国民の命運を握ります。


 アメリカの先遣隊としての戦争を避けるために、法の支配のもと、民主的な手続きがある限り、国民がやれることは、キシダメのような軍事大国化を目指すような政治家やら、敵基地先制攻撃もやむなしとする自公政権の政党を選挙で落とすしか方法はありません。民主主義にはメリットとデメリットがあります。


 キシダメは、あのバカ息子を、こっそり、再び秘書にしています。バカ息子を戦地には送らないでしょう。過去の例からすると、権力者や富裕層や上級国民の子弟は、戦地に行きません。不公平感をごまかすため,仮に軍務についても、後方の事務職につくのが、せいぜいです。前線で「散る桜  残る桜も  散る桜 」とされるのは、一般の国民の子弟です。


 キシダメサクラは、今年中には散るでしょうが、こんな平和を尊重しない政治家と、その政党は、潰しましょう。その機会が、総選挙です。みんなして、雨が降ろうが、風が吹き荒れようが、「果敢に行こう」、投票に行きましょう。大切な家族を戦地に行かせない唯一の方法です。



  気をつけよう!汚染水と自公維国
  総選挙では投票にいきましょう。



  (上下ともにFACEBOOK投稿者からの引用です))



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