がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

骨髄抑制

二週間ごとの火曜日は、朝から心配だ。火曜が抗がん剤投与の日、木曜は、その投与ポートの針抜きの日と決められている。


まだ二回しか投与していないが、そのうち一回は白血球減少のため見送りになった。治療が受けられないほど気持ちが滅入ることはない。治療しなければ、自然に治るような疾病でない。


お昼近く、姉のメールがあった。再び白血球が少ないとのことで、三回目の抗がん剤投与が持ち越しになったと連絡があった。三回のコースのうち、二回までが予定通りに進まない。


ガックリ、落胆する。なんだか、われわれが知らされている以上に容体はよくないのではないか。そんな疑念さえわく。


姉の話では、この日は投与をやめて、白血球を増やすための薬剤を注射された。その結果しだいで、一日遅れでも投与するかどうか、翌日、再検査するという。もし、そうなれば病院への送迎を引き受けなければならない。婿殿も連日、休みをとることはできない。


実は月曜に体力をつけるのが白血球を増やすのに役立つだろうと家で話し合っていたが、そのあと、姉は車を飛ばしてウナギを届けてきたという。


唯一の妹のことを心配して、高速道路をドライブして妹宅に通っている。それまでスピードにうまく乗れないので怖いと敬遠していた高速道路を走っている。姉の強い思いがしのばれます。


白血球が減るのは、骨髄抑制があるとされている。造血機能が弱っているのだ。抗がん剤は副作用が強い。悪玉のガン細胞をやっつけるだけでなく、健康な善玉の細胞も巻き添えにするらしい。


調べてみると、家内が検診でふつう受けてる血液検査では白血球の基準値は3000-9000㎣とある。別の検査値でも3000-8000㎣とある。下限の3000を下回ると、要注意領域となる。


白血球が少ないと、感染症にかかりやすいと聞く。免疫力が落ちるので、風邪をひきやすくなり、重篤な肺炎にもなりやすい。健康な者にとっても、つらく寒い季節なので、風邪なんか引くと大変だ。ちょっとしたことで連鎖的に他の病気にもなる可能性が広がる。


翌日、まだ白血球が回復していないので、あらためて注射をうける。通院に同伴した家内と姉の話では、顔色は悪くないし、帰途、甘いものを食べた。食欲もあるみたいだと。


二日続きの注射でうまく増えてくれるかどうか。三回目のコースに進められるかどうか。