がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

7ヵ月が過ぎました

娘は膵臓がん手術をして以来、このほど運命の7か月を迎える日時を無事に乗り越えました。副作用がきつい抗がん剤治療が続く7か月でありました。


娘には伝えていないことながら、「余命7ヵ月」と宣告されたのは、手術を途中で打ち切って出てきた主治医が話した病状でした。婿殿は血の気が失せたようなこわばった表情で、私たちに伝える言葉も詰まりました。控室の空気が凍りました。


セカンドオピニオンの医師も「一年以内」と言いました。この月日をなんとか乗り越えて一日でも長く命ながら得てほしいのが、私たちの切なる目標であり、なにものにも代えがたい願いでありました。


その7ヵ月目の日、娘は姉(長女)を誘ってランチを食べに行き、音楽リサイタルを観覧しショッピングセンターを歩きまわりました。うれしいことに元気なのです。最近は万歩計をつけていて、自宅に戻ったときは8000歩近くだったと、姉が報告してくれました。


この元気のよさを率直に喜んでいます。もちろん、一方で、ほんとかな。見せかけの元気であって、目に見えないどこかで病状は進んでいるのではないか、半信半疑の気持ちもあります。あの悲嘆にくれた術後の心労、切羽詰まった苦しみはなんだったのかな。悩みは尽きません。


余命とは、抗がん剤の効用とか、いろいろな詮索をこえて、今はとにかく元気であってくれたら、それだけで十分という心境です。娘が次の目標「一年以内」をクリアしてくれることが大事です。