がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

変調が続きます。

10回目の抗がん剤投与のあと、娘はしばらくは小康状態というか、安定状態にいるとおもっていたら、姉が先日見舞ってからの報告を聞いて、ドキンと胸に響きました。


いつもなら、火曜日に投与すると、金曜日くらいまで副作用のつらさが、いろいろなかたちで現れるのですが、今回はその週を開けても、まだ下痢が続き、食欲もすっかり落ちていたという。


下痢が止まった翌日、姉と買い物に出た。家電量販店で調理家電を下見したあと、パスタを食べて、百貨店内を歩いていたとき、急に気分が悪くなり、吐き気をこらえてベンチで長めの休憩。おさまったところで、姉は、娘の暮す最寄り駅まで付き添って戻ったそうです。


食欲が落ちているので、体も痩せてきた。可哀そうなほど、痩せが目立ってきたと姉の話がつらい。いよいよ抗がん剤に耐性ができてしまい、効きが衰えてきたのかもしれない。


三度の食事にいま評判の「からすま和田クリニック」の和田医師が勧める「しいたけ玄米食」(しいたけを一夜漬けしただし汁で玄米を炊くごはん。がん細胞の環境周辺をアルカリ性にすることで増殖を抑えることができるという)を取り入れて、がんばっているのだが、、、。


数多くのがん闘病記を読むと、抗がん剤の耐性がきて、別の抗がん剤に切り替えても、いずれ再び耐性がくる。そのころが、もう化学治療の限界らしく、そうなるともはや緩和ケアに移行せざるを得ないようだ。


ある人には効き、ある人にはさっぱり効かないとされる民間療法、代替療法についてもエビデンス(科学的根拠)がないと軽くみなされています。医師も勧めませんし、患者サイドも二の足を踏みます。


患者サイドにすれば、治療の選択肢が多ければ多いほど、助かります。民間医療の側も、軽視されるばかりでなく、かくかくしかじかのエビデンスがあると明快な反論でもって、効用を主張してほしいものです。


手術不可能、転移が複数あり、放射線治療も難しい。そんな局面からはじまった娘の闘病
を支えてくれるがん治療のレベルが現代にはないことが悔やまれます。


併用治療として、この欄の読者の方にも勧められた温熱療法を考えましたが、主治医も別の医師も効果に対して消極的な見解でしたので、見送っています。本人はむろん家族がいたたまれない、苦しい病気です。