がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

マーカー上昇

心配していた体調の変化が、じっさいに裏付けられて、ショックをうけています。11回目の抗がん剤投与に通院した娘。薬剤投与まえの検査で腫瘍マーカーが、基準値の約9倍にもなる高いものでした。


膵臓がんのマーカーに使われるCA19-9。過去、投与しはじめたころ、一度だけ基準値をわずかに下回ったことがありました。やっぱり、薬が効いているのだと大喜びをしたことでしたが、その後は横ばい、そして、前々回から、基準値を超えだした。


マーカーの数値に一喜一憂するものではないとわかっていても、なかなかそうはいかない。素人目にも、薬の効きが悪くなった。がんの病変部に耐性ができたきたと考えられます。


もともと膵がんのステージⅣという末期がんにとって、寛解の道はない。できることは、できるだけ長く症状を和らげて延命をはかることだと理解していても、こんなに早く耐性がでたことに失望します。


医師の話では、近くCT検査で病変部の様子を確かめたうえ、これまでのフォルフィリノックス治療から、ゲムシタビン(ジェムザール)+ナブパクリタキセル(アブラキサン)併用療法に切り替える方針だそうです。


国立がん情報センターのページをみても、推奨されている治療法のようです。効き目については、どちらも似たようなものらしく、フォルフィリノックスの方が、新しく開発され副作用が小さく、それだけ患者にやさしいと言われているらしい。


以前、セカンドオピニオンを訪ねた時の医師は、アブラキサンとTS-1の併用という手もありますが、すでにフォルフィリノックスを使い始めているのなら、それでもいいと言っていた。


そのモノ言いには、アブラキサンとTS-1の併用で臨床実験をやってみてもいいが、他の薬剤を取り込んだ以上、もはや”正しい”効果が測定できないとのこと。そこには薬剤の効果を検証したいとする医師の立場がありありと見て取れています。医師の立場もわからないではないが、露骨に患者を研究対象として優先するような言動を見せられたようで、不愉快だった。


薬の効果というのは、単に薬理的なものだけでなく、患者の病状や体質などとの相性もあるらしい。いまはもう、切り替えられる予定の薬剤と娘がうまくマッチングすることを願うばかりです。