がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

セカンドライン

娘の抗がん剤治療は、とうとうセカンドラインになりました。久しぶりのCT検査によると、病変部を写した画像は大きくなっていました。腫瘍マーカーも前回よりも二倍の700(上限基準値36)に跳ね上がっていました。


最初に投与された抗がん剤に耐性ができたのか、すっかり効き目が数値にも現れなくなった。このため医師は、別の抗がん剤投与に切り替えたのです。


最初のはフォルフィリノックス。これを8か月続けました。三週間に一度の投与とほぼ隔週の造血薬剤の注射でした。


今回の薬剤は、いわゆるジェム+アブラキです。『正確には商品名ジェムザール(ゲムシタビン)とアブラキサン(ナブパクリタキセル)』。この薬も標準治療によくつかわれているものらしく、がん情報センターのリストに掲載されています。


この新たな薬を毎週一回で3週続けて、4週目は休むというサイクルになるそうです。むろん白血球の検査値しだいでは、投与は先送りされます。


すでになんどか書きましたが、抗がん剤の効き目は、どの患者にも一様に当てはまるようではないようです。患者の病状が同じ部位のガンであっても、症状は均一ではないためと説明されています。


したがって、効く、効かないは、薬との相性というような、なんだかなあ、とても科学的な領域の話とはいえないような次元での話に陥ってします。


こうした合理的な説明がつかないあいまいさの余地が多くあるため、いろいろな民間療法がひしめくのだろう。死との距離が極めて近くなるガンだけに、その魔法のような相性を求めて、いろいろな療法はじめ怪しげな呪術やぼったくりの加持祈祷に走る患者が少なくない医療分野だと、つくづく思います。