がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

3年生存率

がん生存率71%
「乳」95%「膵臓」15%
 国立研が初公表


9月12日付け毎日新聞、一面の左肩に位置する記事の見出しです。膵臓がんが、がんのなかでもきわめて難治のがんであることは、娘の罹病を知って以来、百も承知になりましたが、やはり衝撃的な、救いのない現実でした。


「うーん」うなってしまい、記事を読みすすめるのは、ちょっと一呼吸を置かざるをえませんでした。こうしたときは、いっぱい水を飲むといいのかもしれない。そんな思いがかすめました。


国立がん研究センターが初めてがん患者(胃、肺など11部位)の3年生存率を公表したのです。これまでは「5年生存率」でした。「3年」を発表したのは、最新に近い治癒状況を知る、今後まとめる「5年」との推移を対比できるという方針のようです。


記録は全国の「がん診療提携病院」で扱われた2011年時点の患者のその後とあります。この手の記録は追跡期間の長さから、どうしても古いものになりがちで、ふつうは10年まえのものでした。


日進月歩といわれるがん治療の動向からすれば、2011年時点からの3年でも、古いと言えば、古いですが、統計を取るためには、このようなタイムロスは避けられないのでしょう。しかし、患者とその家族にとっては、大きな指標であることには違いありません。


見出しに取られた数字は、各部位の病期(Ⅰ~Ⅳ)の患者による平均値です。胃がんであれば病期全体では74.3%の生存率とありますが、病期ごとに見れば、Ⅰ期96.1%, Ⅱ期74.4% Ⅲ期55.3%、Ⅳ期14.1%となっています。


15%とある膵臓がんの病気ごとの詳細を見るには
「がん情報センター」(attps://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv_4_2011.pdf
頭のaをhに変えれば、アクセスできます)で公開されています。


それによりますと、膵臓がん(女性)のケースは次の通りでした。
Ⅰ期、54%
Ⅱ期、30,6%
Ⅲ期、10,7%
Ⅳ期、 2,6%


ショックはさらに大きく、気持ちが萎えてしまいます。胃や乳がんなどの生存率は上昇していますが、膵臓がんに限れば、ほとんど従来からの生存率と変化していないような印象です。


がんの悪性親玉をやっつけてくれる治療水準の向上は、これから先のことか、と再確認。娘には、もう先がないのだが、、、、。