がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

つらい日々

抗がん剤治療としては、三番目の治療法となるTS-1とジェムザールの併用が、はやくも二回目でうまくいかなくなった。内服薬であるTS-1をもらえただけで、ジェムザールは見送りとなりました。


理由は、これまでがそうであったように、白血球が減りすぎていることでした。悪性のがん細胞が娘の臓器を浸食しています。


さらに細胞毒ともいわれる抗がん剤の持つ特性が、健康な細胞を蝕んでいるのだろうと想像します。


膵臓がんは、「地獄の癌」とか「21世紀に取り残された癌」などと最大級の表現で難治性が指摘されています。


アメリカでは膵臓がんを2020年までに5年生存率を二倍に引き揚げようというキャンペンーンが動いているそうですが、二倍に引き上げても、目標は16%といいます。ならば現状は8%ということです。


医師が計画してくれた治療法さえ、当日の身体状況で中止となったという知らせに対して
娘を慰める言葉がなかなか見つからない。


「がんばって」という励ましも、むなしい。娘はもういっぱい頑張っています。今以上に何を頑張れというのか。


じりじりと崖っぷちに追い詰められている気持ち。なんとも言いようがない不安と焦燥感にとらわれます。娘の気持ちはもっと深刻で悲しいに違いありません。


なにも手を差しのべてあげることができない無力感に陥ります。娘も1人息子も、そして酒断ちをして見守る婿殿が不憫でなりません。


非常につらい試練の時です。家族にはもう覚悟が必要です。あと10日ほどで手術を受けた日から一年を迎えます。