がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

迷い迷い、、、

娘のTS-1とジェムザール併用になって3回目も施療が見送られました。白血球の数値は、ボーダーラインだったそうですが、この併用剤の周期が「2週連続、一週休薬」だということなので、そのコースに乗せるために見送るのだという説明がありました、と。


通院して、空振りで帰るのは、なんとも落胆するらしく、元気がなさそう。最近は鼻先や耳にまで皮膚が黒ずみはじめてきました。副作用のせいか、進行しているのか。


また、背後部の痛みを感じることが多くなった。痛み止めと称して湿布をもらっています。これも麻薬入りの湿布剤かどうか、まだ聞けずにいます。


がん診断のガイドブックによれば、背後部の痛みは血液の流れの関係から肝臓への転移が疑われる、腹水が溜まるのは、施術の際から指摘されている腹膜播種がより顕著になってきたのか。なんとも息苦しい異変です。


娘は副作用がすくないうえ、施療したあとは気分がシャンとすると言って、温熱療法を別の病院で始めています。そこは免疫細胞をいったん体外へ取りだして、増殖培養して、再び体内に戻すというような免役療法を研究しているのが主体の病院です。


そうした先進医療を受けてみるようにと、そこでは勧められますが、いまいち信頼感を持てない、しかも非常に高額の治療費です。命に代えられないとはいえ、やみくもに実効性や安全性が、医療の世界で立証されていないものに手をだすのは、ためらわれます。


実際のところ、どういう選択をしたらいいのか、その判断の材料を患者サイドはもっていません。多くのがん医師の著作のなかには、いまはエビデンス(科学的根拠)がある治療万能に疑問符を投げかける意見が少なくありませんが、患者サイドとしては、ほんとうに困惑します。


そこの病院で検査する腫瘍マーカーはめちゃくちゃ高い数値が出ます。主治医のいる病院との差が開きすぎるのは、どちらが正解なのか。ひょっとして、先進医療への誘導を企図しているからではないか、と勘繰ってします。


膵臓がんにかかる原因として、大量飲酒、たばこ、肥満、加齢、、、、どれをとっても娘は無縁でした。糖尿病や慢性膵炎、あるいは親子兄妹の病気、、、これまた全く思い当たるところがありません。


なのに、、、です。不運が突然舞い降りて苦しみを与えるのであれば、幸運なサプライズも不意に訪れてほしい。