がん患者の父

娘が膵臓がんになった。まさかまさか、痛恨の極みです。

休薬のジレンマ

2種併用の抗がん剤投与が、白血球の数値がよくないので見送りと、もう一つの方が所定の休薬日と重なると、娘は薬から解放されます。おかしな表現ですが、ある種のしんどい呪縛から解き放されるのです。


具体的にいえば、体がラクになるのです。薬剤を投与されると、体がだるく、つらく、気分がふさぎこむなど、様々な不具合が出ますが、薬剤を休むと、それらの症候群が起こらないのです。


抗がん剤の特異な点で、頭痛薬や胃腸薬では起こりえない特徴です。なんども書いてきましたが、抗がん剤は「細胞毒」でもあるそうですから、健康体もろとも攻撃しています。


それでも薬剤の有効性から有害性を引き算しても、なお、すこしでも有効性が勝ると、理論上考えられているので、薬剤になりうるわけでしょう。


ですから、抗がん剤治療なんか効果がない、してもしなくても延命には関係ない、あるいは、わずか2,3週間の延命にすぎないこともあると公然と無効説を唱える医療関係者がいます。彼らは、こう言っています。


そうした延命のために、厳しくつらい副作用の苦しみに耐え、日常の生活の質(QOL)を悪くするのは、ほんとうに望ましいことか。


がんとの闘病記を読んでいますと、まったく治療をしないと覚悟を決めて、医師が予測した以上に生きながらえている方もいます。だれもが決断できる話ではありませんが、がんという病態は、なんとも不可思議なものです。


娘の抗がん剤は、最初がフォルフィリノックス、ついでジェムザールとアブラキサン。
そして今は、ジェムザールとTS-1です。


これらの薬剤は、膵臓がんの抗がん剤の標準治療リストにある代表的な推奨薬剤となっている通りのものです。すでに三次治療に入っているわけですが、これに予期する効果が現れないと、どうなるのか。