退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

朝貢外交

 トランプの就任式にイワヤ外務大臣が行きます。従来は駐米大使が出席するのが恒例でした。格上げして御祝儀に駆けつける感じです。まあ、アへが黄金のゴルフ道具を手土産に就任前に平伏しに行ったよりは、マシか。


 スナバ首相は、選挙でトランプが勝ったあと、面会を画策しましたが、うまくいかず、トランプから就任後に会おうという言質をもらっています。ところがフランス大統領やカナダ首相の訪問は断っていませんし、あろうことかアへアキエとも会っています。


 アキエは、私人ですから、トランプが会うのは、メラニア夫人と、いい仲が続いているからだと言われていますが、この席をお膳立てしたのは、アソウだといわれています、事実、アソウの側近議員が同席していました。本来、スナバ嫌いのアソウは、なんの企みをしているのか、アキエは、なぜこうも図々しく、思わせぶりに動くのか。


 それにしても、自民党政権は、いったい、どこまで自主的な政治運営をやっているのか。自民党の政治家ほど楽チンな政権運営は、世界を見渡しても、どこにもない。外交も経済も内政も、すべてアメリカの顔色をうかがい、譲歩と妥協、一早く歩調を合わすだけででいいのだから、誰でも務まる。講和条約を締結した吉田茂首相いらいの伝統です。徳川幕府に生殺与奪を握られた外様大名みたいな関係です。


 実際、80年前にアメリカとの凄惨な戦争に敗戦したとはいえ、80年間ですよ、いつまで従属国でいるつもりなのか、同じ敗戦国,ドイツやイタリアはとうに対等な関係を築いているし、アメリカの植民地だったフィリピンさえ、平気でアメリカ軍基地を置くことを拒否していたのです。


  日本人の多くが戦後生まればかりになるのは、そう遠くないことですから、戦後生まれの日本人はアメリカとの関係は、こんなものだ、悪徳代官か越後屋に仕切られているのが、当たり前の世の中だと思い込みそうですね。


 日本は、このまま100年、アメリカの属国でいるつもりなのか。世界史に類例をみない戦勝国と戦敗国の関係のようだ。こんな調子では、トランプに51番目の州にならないかと持ちかけられそう。


 不思議でならないのは、ニッポンの文化と伝統を重んじ、保守を自認する自民党と、その支持者たちの気持ち。おそらく人一倍「愛国心が強く自主独立こそ主権国家の誇り」と考えるはずなのに、このアメリカからの”内政干渉”というか、”朝貢外交”を受け入れていれて、ぜんぜん抵抗しないことです。


 どうも国民の自尊心や誇りよりも、従属している方が、政権が安泰、自分たちも都合がいい思っているようです。とんでもない保守です。外交評論家でオピニオンリーダーの寺島実郎さんは、最近の新聞に「”朝貢外交”をやめろ」と主張していました。心ある人たちは、いつまでも独立できない日本を憂えているのです。


 注:朝貢(ちょうこう)とは、むかし中国王朝が、周辺諸国から貢ぎ物を受け、その見返りに
 周辺諸国を守る約束を交わした。支配と従属の関係の例。


 トランプが、もともと地上げ屋の不動産業者で、取引(ディール)が大好きというなら、遠慮せずに対等な取引をするとよい。ニッポンはアメリカの世界戦略に加担して、国内いたるところに米軍基地得て提供し、巨額の予算で支援する一方、米軍兵士の横暴に耐えている。


 就 任後にあうというスナバは、その実情を忌憚なく語り、トランプに物申すとよい。軍事オタクのスナバのこと、言いなりに軍事負担の増大を約束してこないか、気がかりですね。


  眠れる自民議員たち、あくびする自民議員も
  (FACEBOOKから引用)


 自公政権、とりわけアベノミクスのころから低落一方ですね。国会議員の報酬は世界一高額になっていますが。円安株高で潤った日本人はごくわずか。それでも自公を支持する人は、よっぽどお金持ちなんでしょう。



 気をつけよう、自公維国!!
 夏の参院選、世襲、裏金、タレント、差別、統一教会関連議員を落とそう。

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