退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

つまずく大谷さん

       (google画像検索から引用しました)


  むかし、大リーグのホワイトソックスの選手、ジョー・ジャクソンらが、わざと負けてカネをもらう八百長を働き、大リーグから永久追放された。八百長を認めたジャクソンに対して、ファンの少年が「噓だと言ってよ、ジョー!」と叫んだという話が伝わっています。


 この少年の切ない気持ちにならって、大谷さんに言ってみたい。「ショウヘイ、本当のことを言ってよ!


 大谷さんの長年の盟友、通訳の水原一平さんの賭博嫌疑が明るみに出ました。この件で大谷さんは、3月26日、記者会見で、「自分は賭博に関わったことはない。一平さんに盗まれた。ウソをつかれた」と釈明しました。本当に,そうだろうと思いますが、素朴ないくつかの疑問が残ります。


 この事案のいちばんの問題は、どうやって一平さんは、大谷さんの銀行口座にアクセスして6億8千万円もの資金を盗み、賭博の胴元に送金できたか、という点です。アメリカの金融事情を知らない、ぼくとしては首をかしげざるを得ません。


 あちらでは、他人の口座から巨額のカネを簡単に送金できるものか、身分証明書とか、署名つきの代理人委任状とか、ハンコとか(まあ、ハンコはないだろうが)が必要でないのか。送金記録には口座名義人の名が記録されないのだろうか。一度の送金の上限額とか決まりはないんだろうか。


 仮に送金できるとしたら、次に一平さんは、どうやって、大谷さんの口座番号や暗証番号を入手したのか。ふだん銀行窓口のうるさいのに閉口していますから、そんな疑問を持ちますね。


 真相は、あちらの大リーグ機構はじめ国税局が捜査を始めていますので、いずれ判明するでしょうが、国土安全保障省まで捜査に乗り出したという情報があります。ここは、テロや密入国、国民の安全を監視する役所ですが、一平さんにそんな疑いがあるのだろうか。


 それとも、一平さんの他人の口座から送金するという手法が可能であるとすれば、これまでにないやり方だったのか、これは金融機関の信用を根本から揺さぶる問題なので、解明に乗り出したのかな。


 この事件、考えられるシナリオはーーーー
a, 一平さんの単独賭博
b, 一平さんと大谷さんと共謀で賭博
c, 二人が負けた分を大谷さんが払い、責任は一平さんが肩代わり
d、  一平さんが大谷さんの口座から盗む
f,      一平さんの賭博を知った大谷さんが支払いに協力した


 いまのところ、aとdの線で、一平さんが悪いということになっています。一平さんは、賭博露見のあと、自分でも「ギンブル依存症」だといい、別の調べでは、学歴詐称とか逮捕歴があるとか、悪しきイメージがぞろぞろと出だしています。ドジャースを解雇されたあと、所在不明になっていることが心配です。


 一平さんは、露見する直前、アメリカのスポーツ専門局の記者に「昨年の10月ごろ大谷さんに、ワケを話した。助けてもらった」」という趣旨の返事をしました。そのあとで、「あれはウソでした。自分がやりました」と前言を翻しています。これは一平さんの意思で前言撤回したのかどうか、まだわかりません。一平さんは黒、大谷さんは白とはっきりさせたい利害関係者がいるわけです。一平さんになんらかの働きかけをしたものは、いないのか。


 dのケースは、大谷さんの口座番号などを知らないとできない。もう7年近い盟友関係、生活の隅々まで一平さん頼みだとしたら、大谷さんは日常的な資金の出し入れなどを一平さんに任せていたのだろうか。大谷さんは、おそらく、まだ英語力も十分でないので、ひょっとしたら、一平さんを信じて、任せていたのかもしれない。その可能性はあるような気がします。


 事情通によれば、アメリカの金融機関での一度の送金上限額は、1500億円だそうです。さすが、アメリカ、巨額ですね。自分自身の口座にネットでアクセスするには、二段階認証が普通だそうだ。まず、金融機関のアプリで自分のメアドと暗証番号でログインすると、金融機関から折り返し、メアドにコード(6ケタくらいの数字や英文字)が送られてきます。このコードを所定のところに打ち返すと、正式にログインできる。ぼくがやってるメルカリのログインでも、そうです。しかし、この方法だと、一平さんは大谷さんと同じメアドを使わないとできない。


 一平さんのスマホは大谷さんと同じメアドを使えませんが、iphoneなら、スマホ、パソコンやIPADは互換性があるので使えます。ぼくもスマホ、パソコン、iPADはみんな同じメアドにしています。


 大谷さんには、とても酷な言い方になりますが、6億8千万円もの大金が消えていたのに、一平さんに嫌疑がかかるまで、ぜんぜん知らなかったと釈明していることです。広告スポンサー料でも年間97億円が入るといいます。その資金の出し入れの確認は誰がしていたのだろうか。一平さん任せだったのだろうか。そんな無頓着さが事実とすれば、大谷さんは、純粋すぎる、29才の社会人としては、ちょっとヤワではすまないな。


 大谷さんに起きた問題は、若くして一芸に秀でて、成功した人が陥りやすい落とし穴かもしれません。わき目も振らず、、、の結果、大成しますが、半面、世間知らず、あるいは人間関係に甘いところがあります。常にヒーローですから、そばに寄ってくる人を疑わない。 人間的には非常にいいタイプなんですが、そこをつけ込まれます。日本のプロ野球選手もたくさん詐欺の被害になっています。現役監督もいれば、元ホームラン王もいます。


 大谷さんと一平さんの兄弟のような親密な関係について、アメリカの捜査当局が、どう判断するか。最悪の場合、財布を任せていたという点で、大谷さんは、一平さんの送金を知る立場にあった、つまり、関与があったとするかもしれない。


 大リーグで歴代最多安打数を誇る名選手ですが、野球賭博をして永久追放されたピート・ローズさんは、「ぼくにも通訳がいれば無罪だった」と皮肉たっぷりの発言をしたと伝えられています。


こういう声があることに留意して、早く大谷さんの潔白が判明すればいいんだが、、。


 気をつけよう、汚染水と自公維国!!

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