従属国ニッポン
アメリカ政府の元国務副長官リチャード・アーミテージが亡くなった。
この人物は、日本の安全保障問題をアメリカ側から関与、けん引したとして、マスコミは、かなり大きく死亡記事を紹介した。しかも知日派呼ばわりしていました。実像に背く評価です。本当はアメリカの思うままに日本を再び軍事大国にして、その軍事力をアメリカの国益に貢献させるために画策した悪玉です。日本側から甘い汁をたっぷり吸ったとみられています。
知日派なんて、とんでもないことです。彼は,原発再稼働や戦後の日本の安全保障体制を根本的に変えるアへ首相の集団的自衛権の行使容認など憲法違反を承知で日本の国防、外交に大きな圧力をかけました。言ってみれば、日本の安全保障は、彼の公表する「対日戦略文書」(通称アーミーテージ・レポート)を「完コピ」(完全コピーしたもの)と指摘されています。
彼は、アメリカで同時多発テロ事件が起きたとき、日本側に「ショー・ザ・フラッグ」(日の丸の旗を掲げよ)とイスラム・テロリスト対策に乗り出せと煽り、イラク戦争に当たっては「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」(陸上自衛隊が出動せよ)とアメリカの軍事作戦を支援するよう強く呼びかけた。テロ対策でパキスタン政府が協力しなければ「パキスタンを石器時代に戻すぞ」」と威嚇したことで知られる強硬派です。
ご承知のようにイラク戦争は、アメリカの大きな判断ミスでした。イラクは、大量破壊兵器を製造しているとして戦争をふっかけました。ところが核開発も化学兵器も開発していなかったのに、フセイン大統領を殺害し、多くの市民を殺傷した。にもかかわらず、当時の小泉首相は、いち早くアメリカの侵攻を支持し、戦後初めて陸上自衛隊を他国の戦争のために後方支援の参加させた。当時のブッシュ(子)大統領は、のちに戦争そのものを謝罪していますが、小泉は知らんぷりです。

集団的自衛権容認行使を含む安保法制が成立した二週間後にアへ首相と対面
したアーミテージ(握手する人)その後ろがジョセフ・ナイ
(GOOGLE画像検索から引用)
アーミーテージは元は海軍軍人、元国防省情報部員で、ベトナム戦争従軍した元中尉です。もう一人の国際政治学者ジョセフ・ナイと組んで、2000年に「第一次対日戦略文書」を公表していらい、数年間隔で第6次文書までずっと日本の軍事力強化を求め続け、日米軍事同盟を深化させることを提案した。
たとえば、敵基地先制攻撃の準備を要請しました。今年になって自衛隊が陸海空の三部隊の上部に統合作戦司令を設置しましたが、これもアーミーテージ・レポートが要請したものです。マスコミは「日本の統合作戦司令部に呼応して米軍も統合作戦部を設ける、、」と記事化していましたが、事実は逆です。アメリカの統合作戦部設置に合わせて日本も、、と書くのが正解です。マスコミ報道の裏を読む力が必要です。
そうした関係から彼らはアメリカにおける代表的な「ジャパン・ハンドラー」(日本を操作する人物)と呼ばれています。マネジャーでもなく、オペレーターでもなく、ハンドラーです。ハンドラーは、犬や動物の調教師に使われる言葉でもあります。
日本の政府指導者はじめ自民党国防議員、国内世論のありようや方向性を、犬の調教のようにやっていた人物です。こんな屈辱的人物にアへ首相は、旭日大綬章を与えています。旭日大綬章は、日本の勲章制度では、22種類ある勲章のうち第4位に当たる高位のもので、「国家および公共に多大な貢献をなした」(内閣府)ものに授与するという。
情けないことに、調教された日本が恥ずかしくもなく勲章を贈って、功績を称えるのですから、これはもう宗主国に対する従属国の卑屈な態度としかいいようがありません。かねて日本の政治家はアメリは指し示す政策や要望を受け入れていさえすれば安泰だと書いてきましたが、本当に度しがたい実情ですね。
勲章といえば、敗戦の5カ月前、米軍は爆撃機200機で東京をじゅうたん爆撃、都民の死者10万人以上、被災者100万人以上の大空襲を指揮したカーチス・ルメイ司令官に戦後、アへの叔父、佐藤栄作首相が、やはり旭日大綬章を贈っています。功績というのは、戦後の航空自衛隊の育成に寄与したというものです。
10万人の亡くなった都民の心境は、いかばかりか。あまりのアメリカのご機嫌うかがいに徹した日本政府に怒りさえ覚えますね。戦後80年というのに、いまだに日米関係は外交の基軸なんて言って、アメリカ一辺倒で、どうするつもりか。トランプのような妖怪が現れると、右往左往じゃないですか。
トランプの被っている赤い野球帽もアメリカ国民が着ているシャツもパンツも中国製です。イーロン・マスクのテスラも中国製の部品をアメリカで組み立てており、スマホはほぼ中国で委託、製品化したものです。中国を軽く見たり,無視したりしては世界は回らないのです。「関税戦争」でいえば、体制の良しあしを別すれば、国家指導で一丸となる中国の社会主義体制の方が強い。長期戦になれば、アメリカ国民は内部から反乱を起こすにきまっています。
日本は、いつまでもアメリカの従属国であることをやめて、自主自立した国になる努力すべきです。だいたい「愛国者」が多いはずの自民党と、その支持者が、他国の従属国であることに義憤を起こさす、真の独立国家になるべき声を大きく上げないのが不思議です。日本は賢くアメリカと中国との間でバランスをとるべきです。アーミーテージが亡くなっても、また別の強力なジャパン・ハンドラーが現れることでしょう。
以下の表は、アーミーテージ・レポートのポイントです。固いことばかりですが、読んでみてください。
世間を騒がせた話題の元がたくさんあります。年次改革要望書というのは、日米合同委員会で出されていたアメリカ側からの政策要望のことです。街から小売店が消え、大型スーパーばかりになったり、働く人が安い非正規職員が半分近くになったり、郵政民営化など日本側は受け入れていることがわかります。レポートの方も、武器輸出三原則の撤廃はじめ、ほとんどの安全保障課題について、日本政府は立案したかっこうで、いずれも法制化したり規則化しています。アメリカの言いなり国家です。

(GOOGLE画像検索から引用しました)

選択的夫婦別姓制度に反対するヤツには投票を止しましょう
汚染水と自公維国に気をつけよう!
都議選、参院選では、裏金、統一教会、世襲、タレント、
石丸新党関連の候補者は、一掃しましょう。