退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

「日の丸」問答

usagi

   






     皆さん、  元旦に「日の丸」を掲げますか。

  祝祭日に「日の丸」を掲げますか。

 「日の丸」の国旗は、どこで売っているか、ご存知ですか。


                            

               (google画像検索から引用)


 まことに失礼ながら、ほとんどのご家庭で国旗を掲げることはないでしょう。

 売ってる先も、ご存知ないかと思います。


  ニッポン国民は、公共の施設や式典、スポーツの大会に「日の丸」が掲揚されることを知っていますが、自分の暮らしの中では、ほぼ無関心だと思います。ぼくの住む街でも民家の軒先に「日の丸」が掲揚された光景はみたことがありません。ぼく自身も「日の丸」を掲げたことはありません。この旗を仰ぎ見るような特別な思い入れはありません。


 ふだん見聞する「日の丸」は、大音響で軍艦マーチなどを響かせ、車体に「〇〇報国」とか「△△勤皇」なんとか、迷彩服の男性がイキがっている右翼団体の車に掲げるとか、その手の思想にかぶれた右翼デモの連中によるものくらいです。


 あの無謀な大戦でコテンパンに敗けるまで「日の丸」は、軍国ニッポンの魂みたいな位置づけでした。その旗の下で膨大な兵士が出征し、海、山、野で、敵味方を含み数千万の死傷者をだし、国土は焼け野原になりました。銃後の国民も、あの旗を振りかざし,歓呼の声を張り上げて兵士を送り、勝った、勝ったで「日の丸」行進、祝祭日には必ず軒先に掲揚したのです。掲揚しない家庭は、非国民とみられました。


 敗戦に打ちのめされた国民は、「日の丸」掲揚どころでなく、そのうえ、進駐したアメリカ軍(GHQ)は、占領期間の前半、狂気の軍国主義のシンボルだとして、日の丸の掲揚、君が代の斉唱を禁止しました。学校教育の場からも追放しました。


 こうしたことから、戦後、祝祭日等に玄関先に日の丸を掲げる強制された”習慣”が消えました。いまは特別な信条の持ち主が、たまに掲揚していますが、だいたいマンション、集合住宅住まいともなれば、掲揚する場所もないじゃーありませんか。したがって、日の丸を破ったり、踏んづけたりする事案は、聞いたことがありません。立法にあてはまる事実がないのです。まあ、国民の関心は、その程度です。


 なのに、スーパー右翼タコイチは、新たに刑法に「日本国国章(日の丸)損壊罪」を新設する法案を通常国会に提出する方針です。これはタコイチの持論であって、十数年まえにも、日本人が外国の旗を壊すと罰則があるのに、なんで「日の丸」を壊しても、罰則がないのか、おかしいじゃないかとイチャモンをつけて私案を提出しようとしましたが、未遂に終わっています。


 そのタコイチと時代錯誤の考えが、双子の姉弟みたいな、あの参政党が11月、すでに参院に法案を提出しています。参政党の演説会で、「日の丸」にバツ印(X)をつけたデモ参加者がいた、と憤慨しています。三重県の議会でも参政党員が、「日の丸損壊条例」をつくるように提案してます。(三重のは23日否決された)


 その参政党の法案は、かつてのタコイチ私案とそっくり、日本の国旗を侮辱する目的で損壊・除去または汚損した場合、2年以下の拘禁刑または20万円以下の罰金を科すという内容となっていますが、ただ、こちらデモストレーションにすぎず、審議未了になりました。


 タコイチのいう「国章損壊罪」」というのは、「日の丸」を破ったり、焼いたりすれば罰則を科すというものです。「国旗は国家が存立する基盤」、「尊重の念を傷つける」という途方もなく飛躍した論理が、法案提出の理由です。つまり、「日の丸」の損壊そのものよりも「日の丸」に象徴される愛国心をもっと、もっと、もっと、もっと、もっともて、という底意がありありです。


               

                  (facebookから引用)



 言うまでもなく、愛国心というのは、国家から強制される筋合いのものでありませんが、

権力者や右に傾いた人たちは、愛国心が大好きです。問答無用に「愛国心」を振りかざして、正当な批判や不平不満がある国民を抑圧したいのです。たいてい、非国民!、腰抜け!、卑怯者!、アカ!とか威圧的に言って沈黙をしいるのです。


  愛国心というのは、「ならず者の最後の逃げどころ」。イギリスの文学者の名言です。都合よく利権や力や悪事や、人を利用する際、愛国心を口実に真面目くさって言うと、それなりの効果があるのです。ちなみにネトウヨやタコイチに、「やはり国を愛する気持ち大切ですね」と表面的にいえば、すぐさま仲間に入れてもらえるでしょう。魔法のような諸刃(もろは)の剣(つるぎ)です。


 さて、タコイチの言い分どおり、「外国国章損壊罪」は、刑法第92条とあります。

 「外国に対して侮辱を加える目的で、その国の国旗その他の国章を損壊し、除去し、又は汚損した者は、2年以下の拘禁刑又は20万円以下の罰金に処する」


 しかし、これは該当の外国政府から請求があった場合だけ有効な規定です。被害側からの申し出があって初めて捜査対象になるわけで、親告罪のような規定です。恐らく、トラブル回避のための外交儀礼上の配慮でしょう。


 実は「国章損壊罪」を新設するまでもなく、刑法261条には「器物損壊罪」として「、、、、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する」という法律があります。日の丸損壊の事案があれば、この法律を適用すれば、すむことです。


 器物損壊罪は、他人の持ち物を壊したり、窓ガラスを割ったりした場合の適用されますが、これも親告罪で、被害者が告訴・告発されない限り、成立しません。たいがいは示談ですむからです。


 このようにレッキとした刑法があり、「日の丸無関心」が大勢を占める世論のなかで、なぜタコイチは、いわば「日ノ丸損壊罪」を作りたいのか。ここにタコイチの日本会議や神社本庁などの神ががりな超右翼的、国家主義的な魂胆が込められています。


 個人よりも国家が大事、基本的人権尊重よりも全体の規律が大事とする権威主義です。現憲法と真逆の価値観です。したがって「日の丸」を「国家の名誉」をかたちに現したものとして、今一度、戦前のように「日の丸」愛国心の下、国民を思想的に一糸乱れずにコントロールする装置にしたいのでしょう。為政者が都合よくモノに精神性を込めて、国民を従わせる手法です。


 戦前は、神社があれば拝礼し、天皇皇后の写真(御真影とされ、のちには収納する奉安殿を公共、教育施設の設置)には深く頭を垂れて、皇居、軍人、教育勅語、戦陣訓など、国民に崇高の念、敬愛心を強制的に迫る対象がいっぱいありました。


 タコイチの頭のなかには、こんな戦前が生きているのでしょう。そのうち、祝祭日には皇居の方角にむかって遥拝(ようはい)せよとか、教育勅語を児童生徒に学ばせろとか、朝礼で分列行進したあと、上半身ハダカになりタオルで乾布摩擦(かんぷまさつ)をしろとか、冷水浴びて竹ヤリ、木銃訓練して、大和魂を注入しろとか。神国だから神風が吹いて負けることがない。


 振り返れば、よくまあ、大真面目にやったものだ。いまさらながら狂気のふるまいだったと思いますが、こういった戦前の神国ニッポン回帰の政策が、タコイチなら「日の丸損壊罪」の次に提案されるかもしれません。


 要するに、権力でもって、国民を一色の統制し、自由闊達な言動、違った意見、異なる思考、そんな余計なものを排除し、国民を有無を言わさず「右向け、右っ」と統合したいのです。タコイチが描く全体主義国家方針に足並みを揃えさせたいと思われます。


 このような全体主義思想は、タコイチが嫌う中国や北朝鮮、ロシアと同様の国家の仕組みと同じ体制です。中国や北朝鮮では政権批判をすれば、逮捕、牢獄入り、北朝鮮なら公開銃殺になるおそれあります。異論を断じて許さないのです。


 強調したいことですが、タコイチのような超右翼たちの最終的国家観というのは、共産主義国家、社会主義国家、あるいは、戦前の軍事国家ニッポンのように独裁国家となりますので、その国家観では、すべて一致するのです。つまり、極左と極右は、ゴール地点で同じなるのです。ネトウヨたちは気づいていないでしょうが、、。


 現在、おそらく1000人のうち999人もが日の丸を掲揚することに無関心な国民になったのは、植民地支配や侵略戦争のシンボルとして果たされた「日の丸」に嫌悪感や不信感を持っている人々が戦後ずっと多勢を占めてきたせいでしょう。「日の丸」が戦争の責任の一端をかついできたのは紛れもない事実です。


 第二次世界大戦を三国軍事同盟(日独伊)で戦い、敗戦したドイツでは、ナチスドイツと峻別するため、東西ドイツに分裂したまま両国で国旗を変更、さらに東西統一国家になるや、新たに国旗を変更しています。同じく早々に降伏したイタリアでもファッシスト政権と決別するため新国旗を編成しています。


 この動向に倣えば、日本でも軍国主義、皇国史観に決別するため日の丸デザイン変更の機運があってもおかしくないのですが、なんせ開戦時の閣僚が、敗戦後、首相に返り咲くなど独伊では政治的にも道義的にも考えられないような、上も下も戦争責任逃れに終始し、反省も教訓もへったくれもない、お国柄のせいで、日の丸は温存されています。ただし、法律的に正式に国旗とされたのは、平成11年のことです。つい近年にことですね。賛否両論あったのです。


 

 戦前のドイツ国旗 ⇒           東西ドイツ統一後の国旗



 

            

 戦前のイタリア国旗 ⇒            戦後変更した国旗


        (いいずれもgoogle 画像検索から引用)



  戦後、長く自民党支配でわけのわからん無知無能の首相が輩出しましたが、改憲を含め、戦前回帰については、その気があっても世論を気にして、及び腰、おずおずと観測気球を上げたりする政治手法でした。


 しかし、タコイチは少数与党であるとか、世論の動向に目配りするとかの配慮に欠けて、一気にコトを急ぐアブナイ直情径行な性分のようです。加えて、無能のせいか、例の「台湾有事発言」も意地になっており、国内外で影響が広まっています。


 だいたい、これまでの政府見解を逸脱する答弁をしておきながら「日本政府の従来の立場を変えるものではない」と強弁し続ける根性が怖い。あたかも「そのように理解した」国民が曲解していると、なすり付ける言い分も非常識です。各方面からの批判に耳を貸さないのは、信奉するアへとまったく双子の兄妹ですね。。


 このまま発言撤回、謝罪することなく推移すれば、タコイチ首相選出は、戦後最悪、2025年のミステイクとして歴史にのこりそうです。国家の命運を左右します。女性とか男性とかの問題でなく、首相としての資質の決定的に欠けています。トランプに叱られ、習近平に警戒されています。米中双方から異端視される首相というのも、初めてのケース。国民こそ大迷惑です。


 わずか二ヶ月ほどのタコイチ政権で、急速に軍事国家再来の動きが急速です。大軍拡、ついにGDP2%を超える軍事予算、非核三原則の見直し、防衛装備と言う名目での武器輸出の緩和、台湾有事発言、こうした軍国主義への傾斜のせいか、とうとう足元の官邸の安全保障担当補佐官、尾上定正(航空自衛隊元空将、奈良県出身)から「安全のため核兵器を持つべきだ」との発言が飛び出した。


 尾上は、タコイチと同郷、同世代で、タコイチ政権で安全保障担当の高官になっています。専門家の発言ですから、単なる思い付きではなく、タコイチの意を忖度したものと受けとられてもやむを得ません。つまり、政府の本音なんでしょう。


 ヒロシマ,ナガサキ、唯一の被爆国、核拡散防止条約を結んでいるニッポンが、とんでもないことをいい出した。足元から飛び出すのは、タコイチ官邸の空気を反映しているからでしょう。アメリカからすれば「核の傘」にいる日本が「核の傘」いるだけでは不満足で、アメリカへの信頼性に不信感をもっているのかと疑うのは当然で、すぐに批判声明を出しました。「日本は核の不拡散のリーダーでいろ」と。「核兵器も持ちたい」などいう発言の付け入るスキもありません。


 まったく,タコイチになってから急速に軍事色がつよまっています。本人の意思か、誰かに言わされているのか、日本の平和と安全をぐちゃぐちゃにする疫病神です。


 おわりにタコイチの「日の丸損壊罪」について、タコイチの「大好きな」アメリカの例をみます。


 1984年、テキサス州ダラスで、当時のレーガン政権の企業政策に反対するデモに参加した青年が、星条旗(米国旗)に灯油をかけて火をつけて燃やした。この件で州法の「国旗冒とく罪」で起訴されたが、一審有罪、ニ審無罪、そして連邦最高裁で州法の規定は憲法修正第一条、「表現の自由に反する」と違憲と判断しています。国旗を焼いたのは、政治的な反対意見の表明にすぎないとしているわけです。


 「言論、表現の自由」はアメリカ国家の存在意義の最たるものです。連邦最高裁の多数意見は「国旗を焼いたからといって、社会の治安が乱されたことにならない。このような行為であっても自由を容認することが、この国の強さである」としています。さすが、とうならされる「自由の国」の真骨頂です。この判例のずっとあとのトランプは例によって、この判例を非難していますが、判例は判例で生きています。


 wikiによると、自民党では、多少リベラルな方の元外務大臣、岩屋毅は、「日常的に国旗が破かれたり、燃やされたりしている事実はない」「愛国心というのは、強制されるものでない」ときわめて冷静、タコイチの前のめりを諭すような発言をしており、タコイチはかつて名指しで岩屋毅を非難しています。また、wikiによると、イギリスやカナダでは、自国国旗の損壊罪はありません。



 スポーツ選手の服装にみる国旗柄デザインです。

 これって国旗損壊ですか、タコイチさん。

 どうする、どうする、タコイチさん!!

 


 


    (上下いずれもgoogle画像検索から引用)

  



 今回で、ことしのブログは「仕事納め」とします。ご愛読ありがとうございました。

お年玉の代わりに、世にあふれるアンチタコイチのコメントを大盤振る舞いで掲載させてもらいました。来年こそ、タコイチが退陣することを祈って初詣しましょう。

  

      (引用したのは、FACEBOOKとGOOGLE画像検索からです)








    



         

   

     


「nazi」とは、英語でナチスの意味。タコイチはナチス、ヒトラーの「選挙戦略本」を推薦、ネオナチ団体を賛美していました。下は、その代表者とのツーショット。筋金入りの右翼。同じ敗戦国ドイツなら社会的に抹殺される言動です。


    




        

                


             

       





              

     


                   


       

      youtubeに「紅白歌合戦」に、いやいや、「黒白歌合戦」に採用されてもいいような名曲がありました。世にすぐれた作詞作曲家がいますね。


 二本目は、タコイチの醜態を見事に反映した楽曲がありました。

 見事ですね、見事ですね。

トシの初めに声高らかに歌い上げましょう。





  それでは、皆さん,佳いお年をお迎えください。




汚染水(政府用語、処理水)、放射線除去したのなら、なんで海に流すの?

汚染土(政府用語、復興再生土)、汚染除去したのなら、なんで全国にばらまのくの?

×

非ログインユーザーとして返信する