退屈な80代

           還暦、古希、傘寿を経て、日々の所感を綴ります。

そんなにしてまで高校野球

usagi

 夏の高校野球大会は、沖縄勢の優勝で終わりました。

 それにしても、後味が悪い大会でした。

 真夏の大会は、もう限界ですね。


 酷暑を避けると称して、午前と夕方の二部制。

 朝8時からの第一試合、午後10時46分終了した第四試合の例も。

 選手は、まだ十代。

 いつ朝飯食って、いつ夕食食うのか。異常な運営じゃないですか。


     足をつる選手が続出(GOOGLE画像検索から引用)


 「熱中症警戒情報」下の熱戦。選手の熱中症24件、ベンチ裏で待機した理学療養士。いつの大会でも 症状が起きることを想定して医師、看護師が待機していましたが、もみほぐし士までとは!5回終了後の10分間のクーリングタイムの設定、首に冷感ツールをまく選手たち。異常じゃないですか。

 

 疲労回復のため大会休養日、間延びする3日間

 雨天とあって、さらに中止。盛り上がりに水を差す


 そして、不祥事発覚の代表チームの途中辞退。


 これは、ひどい。春のセンバツ前の事案が発覚したうえ、過去の傷害事件までSNSで明るみに出ました。高野連の対応が遅すぎます。高野連は、学校と県野連からの報告を鵜呑みして、正確な事実を把握していないようだ。問題の不祥事に加わった選手がレギュラーに三人もいたのでは、辞退は、過剰な連帯責任とはいえない。


 だいたい、炎天下のもとで、根性でやる選手も、審判員もグラウンド整備など裏方さん、地方から駆け付ける応援団の皆さんたちの苦労を考えると、そこまでして、真夏に高校野球大会をやる必要がありますか。


 こういう場合こそ、言っていいと思うのは、「たかが野球じゃないですか」。まるで暑熱我慢の罰ゲームじゃないですか。

      

 改革私案。まず「聖地」甲子園にこだわりすぎる。屋根のない、盆地のような場所では、温暖化がすすみ、スポーツをする環境ではない。だいたいスポーツをやるには季節に応じたやり方があるはず。


 近くにエアコン付きの京セラドームがあるのだから、そこで大会をやればいい。「甲子園」の名にこだわるなら、開会式と優勝戦、閉会式だけ甲子園でやってもいい。もっと「選手の健康ファースト」なら、京セラドームを大会期間中だけ「甲子園」の名に改名すればいい。カネはかからない。


 あるいは、高校野球を「教育の一環」と高野連は位置付けています。それなら秋にやればいい。地方予選は選抜直後からやれば済む。いまのような、ひどい真夏の運営をしていたら、そのうち選手が死傷するかもしれない。


 辞退した高校は、ぼくが若いころ赴任した先の広島にある。監督はまだ就任2年目の青年監督だった。あれよあれよ、という間に全国優勝して大変だった。歓送会、駅頭での激励会。それに優勝祝賀会は市内一番のホテルで各界のエライさん参加して、、、要するに私学にとっては最大の広告宣伝の好機でした。


 あのときの監督が、いまや名将と呼ばれて、実に35年間も続けている。学校法人の理事兼副校長にもなり、長男が、野球部長だという。これではもう野球独裁といってよい。


 週刊誌が伝える過去の不祥事の監督の対応は、まったく学校経営とチーム本位、ケガした部員にウソをつくように言いくるめて、集団暴力事件を個人のうっかりミスにして、報告しているという。事実なら、あってはならない悪質さである。あの青年監督は、教育者であることを忘れ、汚い権力者に変貌したのか、残念に思います。


 だいだい、高校野球の名門・強豪が、おおむね私学であることからして、異常です。なんで強豪になれるのか。そのカラクリは、知れ渡っています。スポーツ全体の健全性という点で、問題をはらんでいると思いますね。この歪みを是正する方策は、もうないかもしれない。


 野球少年の熱意とは別に、高校野球は、一大エンタメ興行になってしまった感があります。酷暑の夏は、今年限りでありません。この暑熱をきっかけに、高校野球は、運営方針を抜本的に改革しなくてはならないと思います。一にも二にも選手本位で、、、。



  汚染水に気を付けよう!!