退屈な80代

           還暦、古希、傘寿を経て、日々の所感を綴ります。

君 死にたまうことなかれ

usagi

 






トランプとネタニアフの無茶苦茶、非道なイラン攻撃で、アメリカ側にも一挙に6人の戦死者が出ました。その後、7人目も出ました。   


    


 6人は、クエ-トの米軍基地内でイランのドローン反撃で戦死しました。20才の若者、39才の女性陸軍曹長、男性少佐も含まれています。3人の曹長も。


 アメリカでは士官学校や陸軍大学などの卒業生による職業軍人のほかは、すべて志願兵です。ベトナム戦争の教訓をもとに徴兵制を中断しています。法的には有効ですが、運用をストップしています。いまでも18才男子は登録するのが一応、建前です。


 志願兵の任期は6~8年です。志願とはいえ、入隊すれば、厳格な規律を要求され、上官の命令は絶対服従です。違反すれば一般人と別の法律である軍法会議で処罰されます。志願兵は、主に都会より田舎、都市部より農村部、東部より南部、高学歴より低学歴、富裕層より低所得者層の出身者が多いとされています。


 いろいろな特典を用意する「経済的徴兵」といわれるゆえんです。どこの国も、たぶん同じ傾向だと思います。富裕者や有力者の子弟は、まず兵隊になりません。徴兵制があっても、そうです。独特の抜け道があるらしい。どこの国も同じです。防衛大臣スンジロウも、最近、自衛隊員の待遇アップを強調しており、予算化しています。隊員を増やすには、貧しく、洗脳されやすい愚かな国民が多いほど、うまくいくのです。


 アメリカの志願兵にとって、軍隊は危険が伴うものの、伝統的な就職先であり、多種にわたる職業訓練の場所でもあり、地域によっては比較的、住民から尊敬される職業であり、20年勤続すれば年金がもらえます。18才入隊なら38才で年金受給者になれるわけです。亡くなった女性兵士は、その有資格者だったとみられます。そのほか、医療とか、州立、公立大学進学費用の免除、割引などいろいろと便宜供与が受けられるようです。


 米軍といっても、陸海空軍のほか海兵隊と沿岸警備隊の5軍があり、合計約150万人。このほか州兵と予備役が約50万人くらい。州兵はパートタイムの軍人です。通常は州内の紛争、治安維持にあたります。大規模戦争の際は、通常の軍と同じになります。


 日本は陸海空あわせて22万人くらい。定員割れしています。3軍を持たないはずの国にしては、めちゃくちゃ大きな軍隊を抱えているのです。アメリカでやっていることは、いずれ自衛隊にも波及します。いまでも作戦要領や通信方法、暗号まで米軍と同じです。


 さて、ぼくは、どんな理由にしろ、戦争に反対、対話で収拾すべきだと考えています。一部の人から理想にすぎないと軽視される考えの持ち主なのです。「一部の人」たちが、なぜ、戦争したくてしようがないのか不思議でなりませんが、、。そうした気持ちをブログを時々書いていますが、なかには文句を言う人もいます。何か特別な利益、信念があるのかな。


100行の記事より、1枚の写真」と言われます。写真は、訴える力が強く、まずい文章なんかより、正確に物事の核心を物語ります。喜怒哀楽、一瞬に胸中に深く刺さります。


 イラン側では7人どころでありません。イスラエル・アメリカ軍の最初の一撃で小学校が爆破されて157人もの生徒が亡くなるなどすでに3000人を超す膨大な死者が出ていますが、イラン側からは、なかなか実相が伝えられません。


 なので、FACEBOOKに随時、投稿された死亡米兵の個々の写真をつないで、戦争の無意味さ、バカらしさ、不条理さをみてみました。もちろん、不幸にして亡くなった兵士たちを冒涜するつもりは一切ありません。



 米兵の最初の犠牲者たちです。こんなふうに勇姿を公開するのは、いかにもアメリカの伝統らしい。国民に追悼を呼び掛けているのでしょうか。


 国旗に包まれ棺におさめられた戦死者たちは、現地から輸送機に積み込まれ、無言でアメリカへ向かいます。

   米国のデラウエア-州の空軍基地に到着、兵隊仲間たちに運び出されます。




 海外で戦死した兵士たちは、恒例の「厳粛な帰還式」(Dignified Transfer=ディグニファイド・トランスファー)と言われる儀式で迎えられます。遺体を運ぶ列の向こうにトランプや 国防長官らの姿が見えます。政府から丁重な出迎えをされるのは、たいてい、最初の一陣だけです。戦死者に政府が十全な措置を取り行っているというセレモニーでもあります。




  

 野球帽をかぶり、赤いネクタイを締めて、戦死者を迎えるトランプ。デタラメな服装なので、心からの弔意が込められているとは思えない印象がありありです。面倒くさい行事だと内心思っているかもしれません。メラニア夫人の方が、まともです。その右側にヘグセス国防長官


    

 亡くなった女性兵士には夫と幼児2人が残されました。勤続20年のベテランで、今回の出動が最後でリタイヤする予定だったと伝えられています。


      

        イランで、イスラエル・アメリカ軍による小学校爆破で亡くなった子の棺にすがる母親です。怒りとともに胸がはりさけるような悲しみの中にあります。見るのもはばかれます。戦争の犠牲者は、なんの罪もない子ども、女性にも容赦なく降りかかります。



 アメリカの空軍基地で夫の棺に取りすがり泣く妻と幼児。イランの母親もアメリカの母子も、深い悲しみに何の変りもありません。痛ましい、涙なくして正視できない現実の場面です。


 このような、やり場のない怒りと悲痛を超えてまで戦争を正当化する理念なんてありません。犠牲者は、為政者の野心、メンツ、ウソのために一命を捧げています。命を捧げてまで守る大切なものは、ありません。


 

 どうですか。その翌日、トランプはゴルフです。自分が仕掛けたイラン戦争で、命がけで戦う兵隊をよそに平気でゴルフをかかさないトランプ。なんという非人間的な振る舞い。弔意を表した兵士の名前なんか30分後には忘れているのにちがいない。英雄的な死に感動する国民も、一週間もすれば、もう戦死者のことは誰も忘れ去って、悲しみと悔しさに沈むのは、身内のものだけです。

 


 エプスタイン文書から流失されたとする写真。トランプとみられる男が写っています(Google画像検索から引用)


 今回のイラン戦争は、トランプも絡んでいるとの疑いが濃厚な大富豪エプスタインの少女人身売買、売買春容疑文書が、司法省から公開される前の日に始まった。エプスタインはカリブ海の島に秘密クラブを設けて、内外の政財界の有力者をもてなした。多くの少女たちは「新鮮な、、」と提供されていたという。


 イランへの突然の攻撃は、当然、エプスタイン文書への目をそらす作戦とみられています。卑劣きわまる、鬼畜です。タカイチは、統一教会のいわゆる「TM文書=ツル-・マザー真のお母さま」問題を追及される恐れがあるNHK日曜討論をドタキャンしました。スネに傷を持つ権力者のやり方は同類です。


 もう一つの理由は、アメリカは、イランとの核開発協議中だった、交渉はイランを油断させるのに使われた。イランにはアメリカに先制攻撃する様子もなかった。にもかかわらず、周辺アラブ諸国にぶっ潰したいイスラエルの戦略に加担した戦争です。


 まるっきり組織暴力団と変わらぬ乱暴狼藉です。トランプの保身、私利私欲のために、戦死させられる米兵。ふいに殺害されたイランの子どもたち。一度きりの人生を理不尽な指導者の思惑のための戦争の犠牲になります。戦争に正義なし、大義なし、です。


 兵隊は、消耗品のように使われています。祖国を守る愛国心とか、国家への忠誠心と言った言葉は、政府指導者や軍部が兵隊を鼓舞するための「おためごかし」(助けるふりして自分の得にすること)にすぎません。日本では80年まえまで「国体護持=天皇制を維持する」を「お国を守る」ためと賞揚されて強制して戦地へ送られた。

 

 他国の領土や資源を略奪して、自国の国益を増やすといった戦争は、とうに国際社会で不法不正な行為と断じられて、あってはならないはずなのに、依然として「武力行使よる平和」が絶えません。21世紀になって、再び帝国主義が復活しています。


 周辺諸国を名指してアブナイと喧伝し、軍事力を増やしたり、ミサイルを整備すれば、周辺諸国も対抗上、軍事力を増やし、より精度の高いミサイルを整備します。すると、さらに上回る軍事力の増強で対抗して、、、とキリがない戦力拡大ごっこに陥ります。


 恐ろしいのは、操作ミスや偶発的トラブルが戦争の発端になることです。この悪循環を断つには、対話、協議しかありません。タコイチは、謝罪も対話もする姿勢がありません。極端な対米追随だけの姿勢が明瞭ですが、外交や軍事にも知識も教養もない成り上がりです。


 トランプを選挙で大統領に選ばなければ、兵士たちは死ぬことはなかった。大統領選の対抗馬、黒人女性のハリス候補が選ばれておれば、死ぬ必要性はゼロだった。


 同じように時代遅れの国家観やカネや権力亡者たちの自維を選挙で選ばなければ、タコイチがトランプと腕を組んだり、「台湾有事発言」をしたり、イランを攻撃するトランプにへつらって”イラン非難”することも起きなかった。


 ガソリンは13日、近隣のスタンドは、一気に40円アップ186円に値上げすることもなかった。タコイチは170円程度の抑えると言ったが,とうてい無理だ。


 ドラム叩きがかっこいい、サナ推しがカッコいい、女の初めての首相だから、ご祝儀で、なんて言って選んだ選挙の結果が重大な意味をもつことを国民は、思い知るはずです。


 日本の場合、憲法9条がありますので、「宣戦布告」を誰がするか、規定がありませんが、行政府の長であるタコイチが、自衛隊の最高司令官でもあります。スンジロウが、その直下の司令官となるでしょう。

 

 若い人たちは、タコイチやスンジロウが、画策する将来の戦時体制下で、貴重な一生を棒に振る覚悟がありますか。タコイチやスンジロウのために命を捧げますか。他国の兵士や子供たちを殺し、自身は戦死する可能性を引き受けますか。トランプなんかと付き合えば、そういうことが本当に案じられる危機にあります。


  米兵の戦死見舞金は、為替換算で、いまなら一人約1500万円と言われています。

 自衛隊員の”戦死”についても、防衛省は当然、算定しているはずです。Body Bag(遺体収納袋)も大量に用意されているはずです。陆上自衛隊は昨年、全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)と業務提携を結び、隊員戦死に備えています。


 民主的な選挙で指導者を選ぶ国では、指導者しだいで、生死までもブーメランのように自身に舞い戻ってきます。若い人は、よくよく考えてほしいものです。どこの国の人びとも、戦死しなくてすむ世界を樹立することを望んでいます。


 日本の憲法の前文は、先だって制定された国連憲章と内容がそっくりです。つまり、二度と戦争を繰り返したくない人類の決意と覚悟が盛り込まれているのです。世界の規範となるべく制定されたものです。



             







汚染水 (政府用語、処理水)、放射線除去したのなら、なんで海に流すの?

汚染土(政府用語、復興再生土)、汚染除去したのなら、なんで全国にばらまくの?