退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

切り札!?トランプ

 英語で「トランプ遊び」」のことをカード(cards)といいます。


 ぼくたちが、トランプと言いなれているトランプは、本場ではカードのなかの「切り札」を指すらしい。たとえば、「7並べ」のジョーカーみたいな。


 そうであれば、今回の大統領選で、あのトランプが返り咲いたのは、アメリア人にとっては、トランプというのは特別な、「いい手」だと思われているのかもしれない。カードだけではなく、いろいろ悪い局面でも、それを打開する「いい手」だと信じられているのか、どうか。何かおまじないのような、験試しのような。


 そうとでも思わないと、今回のトランプの勝利は理解できない感じ。前々回の大統領いらい、トランプの下品で粗野で荒唐無稽な言動,不倫の口止めから連邦議会乱入事件教唆など、今も4事件の刑事被告になっていることをアメリカ人は忘れてか、許してかでないと、再選を果たせるわけがない、と思ってしまう。


 どう見ても、正常ではない。ちょっと精神が破綻したサイコパスみたいな人物としか思えない。7日付け朝刊毎日新聞のコラムでは「トランプ氏への根強い支持は他国者には理解しがたい」とサジをなげています。 


 どうなっているんだろう? アメリカ人有権者のアタマは?!。 


一つ考えられるのは、マスメディアのトランプ報道に片よりがあることではないか。日本で伝えられているほどトランプは、”悪いヤツ”ではなくて、話が飛躍したり、つじつまが合わなくなったり、それがばれると気前よくお小遣いを与えて、ごまかす気のいい爺さんだったのではないか。仮にそうだとしても、4つの刑事事件までトランプのフェイクだとマスコミが誤報するわけがないな。


 選挙戦のTV討論会で「オハイオ州では、大勢の移民が、犬やネコを食べている。ペットを食べている」というフェイクを発言、また別の場所ではアメリカに迷惑な移民は「アフリカ諸国やハイチなどの"肥溜め国家"からくる」と名指してで移民を誹謗して、排除しようと呼びかける人種差別人物を再選させるとは、驚かされる。


  アメリカの民主主義は地の落ちた。こんなアメリカに世界が振り回される。とりわけ日本は、ㇳランプに対抗できる「切り札政治家」はいない。これまで以上にアメリカの顔色をうかがい、アメリカの言い分に追随することになるだろうと思うと、気が重くなります。


 手始めにトランプはUSスチールの買収を撤回させるでしょうし、日本商品に高額の関税をかけ、更にいっそうの兵器爆買いを強要してくるでしょう。その自国第一主義を真似て、またまた、「なんとかファースト」が、日本の政治家にも感染するにちがいない。小池百合子のように。          



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 「ダニー・ボーイ」は別名「ロンドンデリーの歌」。ロンドンデリーの旋律に歌詞を付けたと言われています。アイルランド民謡はなぜか、胸にひびく歌が多いです。兵隊の葬送曲に使われている悲しい曲。ハリー・べラフォンテがしみじみと悼んでいます。







 気を付けよう、汚染水と自公維国!!

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