退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

サナエ百面相

 タカイチ・サナエが、連日、国会でごねておられます。サナエ笑劇、絶賛公演中、といった印象です。


  


 


 総務大臣のとき、放送法を新解釈、気に入らない番組を一つでも流したら、TV局の免許取りあげますよ、と"おどし発言"をしたのでございます。放送局は免許事業ですから、国に生殺与奪を握られています。それをカサに政府批判の番組なんか流すと、承知いたしませんわよ、というニュアンスです。こうした発言を裏付け文書をめぐって追及されると、「捏造だ」「不正確だ」と逃げまくっておられます。


 文書が本物だったら、どうすると追及されるや、「議員を辞めますよ」とタンカをおきりになりましたが、その後はムニャムニャ。自分の発言に責任をもたないのですから、彼女の後ろ盾だった前首相、アへとそっくりじゃーあーりませんか。はしたなく、みっともない話だと思います。




 なにしろ、当時の部下に平気で責任転嫁するのですから、役人諸氏も呆れています。いまの総務大臣からも、当該担当の局長からも、文書は本物だといわれているのに、ずうずうしいというか、おずるいというか,へっちゃらでございます。こういうやり方で、前首相、アへにお気に召されて「いまがある」と思ってらっしゃるようですから、自説を曲げませんね。



 タカイチは、お若い時、渡米して米民主党議員の事務所でコピー取りと切手張りを主な仕事しておられたようですが、最初の選挙に出馬されたときは、「米議会立法調査官」と選挙公報にもお書きになっています。後に経歴詐称だと指摘されますと、日本語では適当な訳語がないので、「造語」したというつわものです。最初の経歴紹介を美しく?虚飾するなんて、いい度胸でいらっしゃいます。


 同じ衆議議員のヤマモト某と結婚し、戸籍上の「姓」を離婚するまで14根間、「ヤマモト」と改姓していたはずなのに、ずっと「高市姓」で通されていますが、「選択的夫婦別姓制度」には断固反対、「クタバレ夫婦別姓!」としています。別姓はダメだが、選挙になじみがある「通称」ならいいというご都合主義者でもあるようです。


 前にもこの人の印象をブログで書いた覚えがあります。松下政経塾育ち、経歴からみて国粋右翼論者になるような背景がないように見えるのに、自民党きっての戦前復古のウルトラ右翼派になっておられます。イナダ・トモミのお株を奪って、ウルトラ右翼のマドンナと言われております。



 ナチス賛美の団体のトップとのツーショットや、「戦争放棄」の削除を求める改憲、国防軍創設、敵基地攻撃能力OK,女系天皇反対、河野談話、村山談話反対、靖国神社に一人で参拝するなど強硬姿勢で、、、、前首相、アへの気を引いてこられました。


 こうした立ち位置は、アベの寵愛をうけるための「営業右翼」であろうと推察されていました。アへ好みはイナダ・トモミ、マルカワ・タマヨ、スギタ‣ミオという顔ぶれをみてもお分かりのように個人の自由と人権無視、なにより国家全体主義が大事と勇ましく発言する時代遅れの女性たちです。


 イナダに出遅れたタカイチは忠勤を励み、アへの後押しめでたく、アへ内閣で三度も総務大臣、ついには総裁選挙出馬にまで上り詰められました。これが彼女の絶頂でしょう。余談ですが、からっキシダメといい、こんな人が、首相候補だなんて、劣化著しい自民党は世も末だと感慨にふけっています。


 公文書を捏造だ、改ざんだ、と発言がからむところまで、アへそっくりでございますが、アへが亡き今、トラの威をお借りした高姿勢を党内でも積極的に擁護するものがおられなくて、取り乱しておられます。


 この問題の一番のポイントはですね、アへが政権に有利なように新聞、TVなどのメディアに圧力をかけ続けたように、(あたしの)サジ加減しだいで、民主主義社会の根本である言論の自由を抑え込むことができますよ、と放送局を脅したという異常な発言であることです。自らの発言が「政治的公正」を著しく歪めていることに気が付かないようでは、議員の資質を疑われます。


 タカイチは、公文書が事実なら、「議員辞めますよ」と、これまたアへ同様にタンカ切っておられます。日本の明るい将来のために、どうぞ、お辞めになってくださいませ。



この人は、吉本のタレント、金原早苗さん。
タカイチの顔真似です。いきいきと活写していますね。


来月は地方選挙です。反戦大事、社会保障、教育、医療など、身近な暮らしを大切にする人を選びたいですね。


(イラスト、写真はすべてGoogle画像検索から引用しました)

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