退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

2020年3月のブログ記事

  • コロナ禍で思うこと

     コロナ禍がすさまじいイタリア北部。そこからの外電に高齢患者の光と影が伝えられていました。とくに影は気になる深刻な情報です。  光の方は、102才にもなる女性が感染したが、無事退院にこぎつけて、「嵐の中の希望」だと医療関係者が喜んでいるという。よかったなあ。  一方の影というのは、人工呼吸器や受け... 続きをみる

    nice! 16
  • 妄執老人

      前立腺肥大症の治療途中から追加処方された薬が、ザルティア。この薬からの年寄りの連想譚です。  この薬の成分は、実はED(勃起不全)改善薬で知られるシアリスと同じです。バイアグラと並ぶ、その方面の有名な薬です。しかし、前立腺肥大症にも効能があることがわかり、名前を変えて出ています。  なんで成分... 続きをみる

    nice! 14
  • 前立腺肥大症のこと

     ノコギリヤシ。あまり見慣れない樹木です。  だが、中高年の男には、けっこう名前に馴染みがあるかもしれない。後期高齢者なら、ほぼみんな知っているにちがいない。夜間になんどもトイレに通う症状なんかには、その成分が効くとされています。  ぼくも長く飲んでみましたが、少なくとも、ぼくにはまったく効果はあ... 続きをみる

    nice! 12
  • 夜ごとの夢

     旅に病んで夢は枯野をかけ巡る     俳諧師、芭蕉の辞世の句とされています。享年50。  ご本人も周りも人たちも「翁」と呼んでいます。江戸時代は、いまよりずっと多くの乳幼児が亡くなったので、いわゆる平均余命は低かっただろうけど、50で「翁」というのは、なんぼなんでも大いに違和感を覚えます。  「... 続きをみる

    nice! 14