退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

祝 大谷ランチ!?

   あの大谷選手が.,二度目のMVPに選ばれたことを祝う学校給食です。


                                                                              (GOOGOOGLE画像検索から引用)


  岩手県奥州市では、郷土の誇り、大谷選手の背番号に当たる毎月17日を「大谷選手応援給食」としているそうです。


 これは、子どもたちにも分かりやすい行事で、ほほえましい。もし、背番号が55だったら、どうするのかな、困っただろうな。無能な安倍晋三の命日だとか、神武天皇の誕生日?だったりすると、ややこしく、物議をかもします。スポーツ選手というところが、無難ですね。


 それにしても、11月17日の給食。なんだか,切ないような内容ですね。


 おいわいごはん                      (だいこん にんじん入り)
 牛乳            (1パック)
 紅白なます        (だいこん にんじん)
 紅白手づくり蒸しパン    (米粉、豆乳)
 アッパレ鍋         (鳥肉、なると、味噌汁)


 祝意を示しているのは、写真中央の上にある「紅白なます」と「紅白蒸しパン」いうことになりますね。トンカツでもタイでも赤飯でも,ぜんざいでも、ありません。「なます」とは大根とニンジンの千切りを塩と酢でしめた、あれです。


 確かに「紅白なます」は、地域によっては、赤白の水引のかたちから「お食い初め」とか「家庭円満」の縁起物として喜ばれています。とはいうものの、郷土の先輩の一大快挙を応援する、子どもたちへの一品にしては、あまりにも粗末。もう少しなんとか、ならなかったのか、と思いますね。


 ぼくが小学生のころは、バケツに入って脱脂牛乳をお碗一杯だけ、パンがついた記憶がありません。脱脂された牛乳というのは、アメリカでは家畜のエサだったと聞きました。LARA物資(アジア救済連盟)とかユニセフ(国連児童基金)からの援助物資で、まずくてゲッとなるほどのものでしたが、空腹には勝てませんので、飲みほしていました。


 いまは学校給食法があって子どもたちの心身の発達に寄与する食事を、自治体が有償か、無償のどちらかで提供することが決められています。奥州市の場合、ホームページの記事から推察すると、小学生一日当たりに給食は約192円くらい。文科省、令和3年調べでは、全国平均約224円(給食費÷給食日数20)です。


 これで給食担当の方々が、なんとか祝意とともに、子どもたちに喜んでもらうと苦労して工夫されたのかと思うと、涙がでます。よく見ると、みそ汁の「なると」も赤白もの、手造り蒸しパンも紅白です。少ない予算で、なんとか祝意を織り上げようとしています。ほんまに、涙なしにみられせん。大阪弁で言うなら、涙ちょちょ切れまんな。


 それにしても、なぜ、こんなに学校給食は貧しくなったのかな。政府や自治体の補助はどうなっているのか。思うに、ぼくの娘たちが小学生のころは、パンがおいしくないと、何個もランドセルに隠していたことがありましたものの、基本的には,給食はおいしい、楽しみと言っていましたことを思い出します。


 大谷選手は全国の小学校約2万校にもれなくグローブ3個(うち一個は左利き用)をプレゼント、総額5億円という驚嘆すべき善行を果たしてくれているのに、次代の子どもたちの給食が、こんな状態とは、なんと、貧しい日本であることか。スローガンばかり景気が良くて実がない維新市政の大阪では、「これは給食ちゃうで、エサやで」と中学生が言い放ったエピソードが、市長ハシモトのときにありました。


 つい最近、GDP(国内総生産額)がドイツに抜かれ4位に転落しましたが、まだ先進国の中では上位にもかかわらず、ひとり当たりのGDPは、なんと31位です。豊かさの目安では、台湾、韓国にぬかれ、香港やマカオから大きく離されています。これは、全くおかしい。国富の分配の仕方は、間違っているのです。


 たとえば、開会中の国会に自公政権は、時代遅れの巡航ミサイル、トマホーク400発をアメリカから3560億円で購入する予算を提案しています。年間の保持管理だけでも数十億円する兵器です。万博の木造日除けが約350億円。半年後には解体するのに、この無駄遣い!!
何度も何度も自公や維新に呆れさせてもらいながら、ついて行く有権者のみなさんです。


 トマホークにいたっては、アメリカのご機嫌取りしている場合か、と言いたい、どこにむかって発射するつもりなのか。だいたい、敵基地反撃といっても、どこの基地に何があるか、どいう施設や装備があるか、そんなことは専守防衛の日本に探知能力がないはず。アメリカの情報をもらって、もし発射したら、どういう事態になるのか、マトモに考えられたと思えない。ミサイルを買うよりも、ミサイルがいらんような協調外交するのが、本来の政治じゃーないですか。キシダメは、無知無恥(大学の恩師の弁)のアへよりも前のめりです。


  そんなことより、足元の子どもたちに腹いっぱい食べさせてあげることに、お金を使いたい。兵器より給食です。以下は、各府県のある日の給食だそうです。なんという貧しく、おざなりな給食ではないですか。まるで糖尿病患者の入院食みたいにみえてなりません。
  

     (上下ともGOOGLE画像検索から引用しました)


 しっかりご覧になって下さい。質量、見た目、どれ一つとっても、日本は粗末じゃーーーないですか。


YouTubeにこんな映像がありました。「知らなかった世界の学校昼食」です。いろいろ
な背景があり、一概に比較できないことながら、一目瞭然、日本の給食よりも他国の方がおいしそうじゃないですか。たいせつな子ども本位ということが、よくわかります。





 アメリカの人種差別廃止に命をささげたキング師。誕生日の1月15日は
 アメリカの祝日です。(Google画像検索から引用しました)


 気をつけよう、汚染水と自公国維!!

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