退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

痛いな、二倍アップ

 白内障が進んだから、行きつけの眼科医さんに紹介状をかいてもらって、大きな病院で診断してもらいました。簡単な検査の後、医師が言います。


 「ご希望なら手術しますが、予約がいっぱいなので、11月になります」


  ああ、しまった。貧乏年寄りは、すぐさま落ち込みました。むかしから、行き当たりばったりで、計画性に乏しいな。


 「貧乏年寄り」とは、他人にたいしては、口に出して言えませんので、(BT)と言います。複数の年寄りなら(BTS)です。光栄なことです。貧乏爺さんは(BJ)、貧乏ばあさんは(BB)です。


 BBくらいの女性になると、むかし、男性をとりこにしたブリジット・バルドーというフランスの豊満BBがいたことを覚えておられるでしょう。そう思えば、ひとときスマイルが浮かびます。


 余談はさておき、これまで、このブログに書いてきました通り、10月から後期高齢者の医療費自己負担が一割から二割にアップします。自公支持者が支える悪政の結果です。今回の参院選で大負けでもすれば、見直すチャンスもあっただろうに。政治は遠いものでなく、暮らしに直結しています。


 白内障の標準的な医療費は、一割負担者なら1泊2日で約2万7千円です。二倍となると、5万4千円です。大違いですね。これは、痛い。一月違いで、大損です。


 実は昨年12月、行きつけの眼科医さんに相談したときは、コロナ禍全盛のおりだから、命に直接関係しない白内障の手術は、先送り、おそらく半年先になると言われて、断念していたのです。


 右眼のカスミがひどい時もあるので、もう手術をと決意したら、今回は七波コロナが押し寄せてきたうえ、「10月値上げ」を知った患者予備軍による「駆け込み需要」がそうとう増えていると言います。BTSを世知辛い世に駆り立てています。


 BTSの皆さま、持病や、かねてご心配がある体をお持ちでしたら、10月までに済ませましょう。ちょっといいごちそう代くらい浮きますよ。ぼくは胃腸の内視鏡検査を予約しました。こちらは、10月前です。BJのつつましい喜びです。

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