退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

秋植え野菜とエリザべス女王

 貸農園に秋がやってきました。
 ぼくも連れ合いと、何を植えるか相談しました。だんだん体力的にしんどくなってきましたので、”手抜き菜園”することにしました。しかし、下ごしらえは時間をかけました。牛ふん、石灰、米ぬかをたっぷり土に漉き込みました。一時間もすると、腰の痛み、疲労に耐え切れない。熱中症怖い、また明日、といったやり方で,数日かけました。


 すでに植えたり、これから用意をしているのは、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、ニンニク、大根です。いわゆる根菜類ばかりです。当初の水やり期間さえしっかりやって、発芽すれば、あとは野菜の生命力にお任せ、という省エネ栽培のつもりです。


 老夫婦の自家消費用ですので、大根に広く畝を取る以外は、ちょこちょこと言った塩梅。大根は百本ほどつくっても、近くの長女の家庭分、おでんに、つけものに、煮物にと冬の間、十分食べきってします。鷹揚な地主さんのおかげで、賃料は安いので、大根だけでも”元”を取れる感じですが、口には出して言いません。(笑)


 一方、自宅の小さな菜園には、ブロッコリー、水菜、セロリ、パセリ、、、、種苗屋さんにキュウリの苗がありました。「いまからでも、ハウスでなくて地植えできるの」と聞くと、「大丈夫だ」というので、試しにキュウリ苗も二本植えてみました。こちらの菜園は、当座にすぐ使える野菜畑のつもりです。


 キュウリ苗のことを貸農園で常連の女性に言うと、出来るかもしれないけど、”見栄えキュウリ”なのよねえと意味深な返事でした。見かけはいいいいけど、味はいまいちなのねえ、と言ったような気がしました。そういう言い方もあるのですね。そういえば、見栄え政治家、見栄えタレント、見栄え学者、、、インスタ時代のせいか、見栄えばかりで中身がない人物が多い昨今です。キュウリの出来は、どうなりますか。


 貸農園では、夏の間、日中はほとんど出入りがありませんでしたが、いま秋冬の野菜作りのため畝を掘り返したり、肥料を散布しています。ベテランと思えるおっちゃんは、これからは「白菜、大根、ブロッコリーを植える」といいます。その隣の男性は、畝に大きな穴を細長く掘っています。


「何にを植えるのですか」、白ネギとのこと。ネギの苗が伸びてくると、土をかぶせる。また伸びると、土をかぶせる。そうすると、土に覆われた部分が白くなる。ネギが白く長くなるように三、四回、土寄せをするそうです。すき焼きなんかに美味しい白ネギは、なんとも手間のかかる作り方をするものなのだと知りました。


 秋霖の晴れ間に、畑に出るのは、清々します。空高く、畑には俗事や雑念を忘れさせる自然のマジックがあります。ところが、ここにきて、ちょっと興味深い事案が起こりました。


 旧大英帝国のエリザベス女王が亡くなりました。国葬が行われるでしょう。期せずして、元首相の国葬と比較されることになります。エリザベス女王の国葬が簡素なものか、厳粛威厳に満ちたものか、どのような遺言を残していたかによりますものの、あちらはさっそく議会で法的手続きの確認に入りました。根拠も伝統も確固たる国葬。こちらはへ理屈を積み上げた国葬もどき。国際社会の関心度、故人への経緯、故人の貢献度、人格識見、人徳、、、以下、書くのもはばかれます。


 ついでに、Google 画像検索から引用しましたエリザベス女王と他国の首脳との記念写真です。アへの非礼、不見識が際立っています。




バイデン大統領夫妻とともに


トランプ夫妻とともに



オバマ夫妻とともに



習近平夫妻とともに


アへは自分が真ん中。死して国辱を残す。恥ずかしいなあ。
 


 キシダは、ムリ筋の国葬を撤回する最後のチャンスです。撤回した方が恥をかかなくてすみそうですね。

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