退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

パンケーキ

「パンケーキとホットケーキは、どう違う?」
 ジムのフロントで,おそろいの青いTシャツを着たお姉さんに尋ねてみました。
「同じものです」
「じゃあ、何で名前が二つあるんや」
「うーん」(笑い)
 別の年かさのお姉さんが口を挟みました。
「朝食べるのが、パンケーキ。おやつに食べるのがホットケーキやと思う。よう知らんけど、、、」(笑い)


 はっきりしない。ネットで確認すると、二つは同じものでした。小麦粉、卵、牛乳などで作る。パンケーキのパンとは、フライパンのパン(平鍋のこと)で焼き上げる。ケーキは本来、常温のものだが、焼き立てのホカホカ,アツアツを食べられこともあるので、ホットケーキと名付けたメーカーがあったという。


 この国の新しいリーダーは、”田舎もんの苦労人”、大の甘党でパンケーキが大好き、というプロフィルがウリ。TVショーなどマスコミは、もぱっら、この点にスポットを当てて、好感度への盛り上げに忖度しています。いまどきのマスコミはバカを絵にかいたようです。


 彼氏は公務の合間、公用車で近くのホテル・ニューオオタ二に出かけ、パンケーキを食するのが息抜きという。彼氏が好んで食べるパンケーキを東京新聞記者が体験してきた報告のよると

                       (彼氏お気に入りのパンケーキ


  『香ばしいにおいを漂わせながら「特製マロンパンケーキ2020」が現れた。直径11.5センチ、厚さ5センチの2枚のパンケーキの間にようかんのジュレが敷かれ、中心に、どんとクリーム。「こんなに大きいものを、食べきれるのか」。甘ったるさへの警戒心も高まる』



 値段は2800円、これにサービス料、消費税がつくほか、飲み物がコーヒーか、紅茶。いずれも980円。ざっと4000円のおやつ代になります。マア、1億5千万円のハイタワ・マンションに住み、資産3億円と憶測されるセレブだから、懐にはどうってことがない出費でしょう。


 うまそうに食べる写真を公開していますが、彼氏がもっと好感度をあげたいのなら、こういいわなくちゃ。


 「私はここのパンケーキが大好きです。ですから、私は国民の皆さんが等しく、ここでおいしいパンケーキが食べられるように暮らしのアップに努めます」


 「国民のために働く内閣を作る」という組閣に当たっての言葉なんか、”あったりマエダのクラッカー”。当たり前すぎて心に響かない。「国民のためにならない内閣を作る」という訳がない。もっとも前任者への、あてこすりであるなら意味があるけれど、万事「継承」をうたっているのですから、そうではあるまい。


 パンケーキが好きな苦労人なんて「可愛いいな」「あの顔に似合わぬいい感じ」とネット上、ミーハーたちの話題になっていて、庶民に寄りそうポーズはいまのところ、上々のよう。


 でも、彼氏の本業は、下記の写真が示すような政治活動です。国民の命と暮らしに影響を及ぼす政治家です。


(先の参院選候補者応援のため広島入りして、候補者と
パンケーキを食べる(上)演説会場で候補者とはしゃぐ)


 ですから、一方で「パンケーキもクソもあるか。この件、どうなっとる のか、説明する責任があるだろう!」。こういう声が、たくさんあります。


 例の彼女への巨額の選挙資金の件です。
 他の候補より10倍も多い1億5000万円の選挙資金の出所はどこからですか? 
 政党助成金からですか?
 官房機密費からですか? 
 どちらも原資は税金ですよ。
 こんな巨額を戦略的に決済したのは、だれですか。
 買収でも何でもやって、なにがなんでも政敵を下ろせという意図を感じる大金です。


 「パンケーキもクソもあるか」。言葉は激しいけれど、まっとうな社会人なら、前任者の継承を自任する彼氏に対する関心は、こちらの方が「正しい姿勢」じゃないかな。


 「パンケーキおじさん」は、そう甘くない。前任者のやった数々の”負の遺産”を支えた人物です。目的のためなら手段を選ばず、という権謀術策論の信奉者と言われております。ぼくには、いまのところ「腹黒いおっさん」としか見えませんね。


 一夜干しのイカをサカナに安いイモ焼酎のお湯割りをおいしく呑める夕べになりました。



(写真はいずれもGoogle画像検索から引用しました)

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