退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

六月の花

 月末がくると、長女の誕生日がきます。毎年、梅雨明けと真夏の到来は、誕生日前後という感覚でしたが、今年は特別暑く感じます。コロナ禍の閉塞感もあって、よけいにそう感じます。


 長女は56才になるという。トシを重ねたものだ。振り返ると、月並みの表現ながら、感慨ふかいものです。ぼくも連れ合いも、むろん、それだけトシをとっているのですが、そちらの方は、自覚がたりないか。長女から、爺さん婆さんあつかいされると、不満に思うことも、とまどうことがあります。


 その長女から「父の日」のプレゼントと、ジム通い用のシャツとウナギをもらいました。
ヘンな取り合わせですが、まあ、元気をだして、という意味だろう。デッキの椅子に腰かけて、ぼんやりと庭を眺めています。こういう時間が持てるのは、幸いなことです。


 タイガースは本当に強いのか、今シーズンこそ優勝できるのか。優勝すれば、なんと1 6年ぶり!、ほんとドンくさい球団やな。生きてるうちに優勝してや。


 アベ前首相はいつ逮捕されるのか。国会が閉会すれば、議員の不逮捕特権が効かなくなる好機。カワイ夫妻への選挙資金、1億5000万円は明らかに買収目的交付罪に問えると思いますが、特捜部は、なぜ手を出さないのか。むかし、あの田中角栄前首相を受託収賄剤などでパクった特捜部の快挙に感激したものだが、、。巨悪を眠らせてはならない。


 次女の忘れ形見、高2の孫息子は、どこの大学をめざして、、どんな仕事に就きたがっているのかな、気にかかるが、いつまで見守れるかな、、、とりとめなく、あれやこれや。


 梅雨空に似合うのは、やはりアジサイです。
 日当たりが悪いのをものともせず匂い咲くのは、ドクダミです。
 晴れた日に背伸びするような、タチアオイ。


 



 アジサイは毎年、白と紫の花を咲かせます。不思議なことにわずか1メートル離れているだけで花色が異なります。土の酸度が花色の影響すると聞きますが、二色の花の間にそんな土の成分の違いがあるとは思えない。アジサイは、うっとしい梅雨をいやしてくれます。




 ドクダミ。妙な名前ですが、白い花は小さく可憐です。連れ合いは、ドクダミ化粧水とドクダミ酒を造ります。臭いのを我慢して、茎ごと引き抜いて、洗ったあと日干しにします。


 それをペットボトルに詰めて、25度以上の甲類焼酎を満たして出来上がり。簡単です。一月もすれば、苦い成分がしみだして飲めます。ウイスキーそっくりの色です。まさに良薬は口に苦し、の覚悟がないとのめませんが。整腸,健胃にいいようです。


           (左、ドクダミ化粧水    右、ドクダミ酒)
 
 ドクダミ化粧水の作り方も簡単です。スプレーに
 水       100ミリリットル
 ドクダミ酒   5ミリリットル
 グリセリン   5ミリリットル  
を混ぜるだけです。


 グリセリンはひび、あかぎれなどに効く保湿剤。ドラッグで売っています。小瓶370円。水を使った後や、寝るまえに使うと効果的。連れ合いはシミが消えると言っています。
ぼくの腕は、シワなく、 ツルツルです。


 タチアオイは、姿勢の正しい背の高い花ですね。庭の二か所で咲きますが、連れ合いは、植えた覚えがない、たぶん鳥が運んできたのだろうと言っています。これも薬草の一種らしい、何に効くのか、しりません。宿根草なので、この時期、緋色の花が重なり合うように咲いて、見事です。庭の一隅が明るくなるかんじです。


 C7首脳陣の記念写真。スカタン一人浮いていて、見るに堪えない。「俯瞰的に」とらえれば、アジアの孤独、国際政治的に見れば、無力なニッポンの姿、ふつうにみれば、品格にかける老人といった印象です。

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