入れ歯
前歯の上にある入れ歯が、外れやすくて、困っています。
4本分をひとまとめにしたブリッジ入れ歯です。左右端を隣接の歯の間に金属で止めていますが、止めている場所の歯肉がやせてきて、ぴったり合わないのです。
歯科衛生士のお姉さんは、歯肉を頑丈にする方法はない、少しずつ金属を締めて行くか、ブリッジをやり直すか。でも、時間が立てば、(トシだから)また合わなくなるし、インプラントが一番いいのですが、、、と自問するように声をだして考えてくれます。親身なのが、よくわかります。
インプラントは十年以上まえに別の歯科で奥歯の下に3本入れました。勧められるままに了解すると、全身麻酔で約2時間半の手術。費用は安い方ですよと言って、70数万円でした。確かに、インプラントはその後の具合はいいですが、いまとなっては、もう気が進みません。高いし、怖いし、余生を考えると(涙)、ムダな気がして、、、。
外れやすい前歯。大きな口を開けてリンゴを噛むという芸当はとうていムリ。硬めの肉もかみきれない。人と話していても、なにかのはずみでポロッと外れます。これが困ります。いまはマスクをしていますので、もごもごさせて元に戻していますが、見破られているのに違いない。赤面ものです。
外の会食が予定されているときは、あらかじめ,なんとかグリップという入れ歯安定剤を塗って出かけますから、失敗はしませんが、あのヌルっとした塗り薬は気持ちがいいものではありません。
知人の話。孫を驚かそうと、口元を隠して総入れ歯を外し、大口開けて「ギャー―」と叫んだら、びっくりして怖がった。そこで、知人は歯磨きの大切さを諭したそうです。
「ちゃんと歯磨きしないと、こんなふうになるよ、ギャーー」
孫はすっかり喜んで。
「歯磨きやめた。ぼくも、はやくギャーやりたい」
いい歯なし。孫には歯が立たない。
さて、キシダが「骨太の方針」を発表しました。5年以内に軍事費を倍増させるつもり。福祉や教育費増大の要求なら「財源がない」と拒否するが、自ら言い出す軍事費には「財源がない」とは言いません。社会保障を削るか、消費税を上げるのか。すでに10月から後期高齢者の医療費を倍にアップする計画です。
バイデンに「相当な負担に応じる」といいながら、国民には「負担の内容」について、なんの説明もありません。おそらく、事態しだいでは、戦死者を出す自衛隊派遣、そして武器生産、供与を加速させるのでしょう。国を売るつもりなのです。
以前、アへ内閣の防衛相に就任後に(いまもアへ元首相から寵愛される)イナダ・トモミは、さっそく亭主名義で軍事産業といわれる三菱、川崎の両重工業やIHIなど五社の株を2万2千株に買っていたことが判明したことがあります。
法に触れないが、あまりの露骨な「地位乱用による資産形成」に呆然となります。ウクライナ戦争であれ、自衛隊が巻き込まれる戦争であれ、戦争をカネ儲け、の絶好機とする”死の政治屋”、とか”死の商人”がうごめいているのです。
年収3640万円のクロダ総裁。「家計はいまの値上げを吸収する余裕がある」と受けてとれる発言をし、、翌日撤回しました。アへのいう「日銀は政府の子会社」という非常識が、図らずも本当だったことを証明しました。アへもたまにはウソつかない。
彼らに共通しているのは、国民目線がぜんぜんないことです。こういう連中に歯がゆがってばかりでは、事態は少しも変わりません。万事値上げの夏。迫る参院選こそ、自公維に歯止めをかける、チャンスです。
再び夫や子弟を戦地に送り込む国になるかどうか。参院でも改憲発議ができる3分の2の壁が危機に瀕しています。それを阻止する護憲勢力を支えなくては、いつか来た道に逆戻りします。岐路に立つ夏です。奥歯かみしめて頑張りましょう。