閑人閑事
温泉に行きたしと思えども、温泉は遠し。こんな心境になる昨今です。
まず、近辺のスーパー温泉が快適だったのに、コロナ禍の影響か、閉業してしまった。日帰りバスツアーがあるけれど、ここだけの話ですが、トイレが近い。前立腺肥大なので二、三時間が持たない。トイレ付バスもありますが、頻繁にトイレ通いする老醜を人に見せたくない。年甲斐もなく、ミエがあるんですね(笑い)
背中をを痛めたとき、術後の養生のため南紀白浜へ湯治に行きました。連れ合いとともに泊まり込んで、一週間、三食自炊しながら温泉三昧でした。魚はうまいし、よかった。豊年満作、という気分でした。もう十年もまえのことです。
クルマを運転すれば、三時間圏内で行けますけれど、この方法には連れ合いがOKしません。運転の腕を信頼しなくなっているのです。高速道路なんか、とんでもない、といいます。むかしは、助手席であれこれしゃべって、ドライブを楽しんだのに、まさに「あれから40年です」。電車で行くのはおっくうだそうです。
というわけで、なにが、というわけか、わかりませんが、ホームセンターでサツマイモの苗を買ってきました。もう時期おくれで、たった一つしか残っていなかった。種イモから数本の芽がでていました。399円なり。これを貸農園のタマネギを収穫したあとへ、植えました。
畝にタマネギと大玉ニンニクを混載してしまったので、収穫時期の違いからまだニンニクは残っています。整然とした光景にはなりません。先の見通しを考えず、思いつきでやるから、ちぐはぐなことになります。”老いイモ”が「金時」という名のイモを植えるわびしさよ、という感じですかね。
[イモを植える老人]というのは、世間では、どういうイメージを持つのか。例のAIに画像を生成してもらいました。
なんだか、中国人ふうになっています。時代も着衣や笠などを見ると、いまふうではありませんね。別に、それが悪いわけではりませんが、アメリカ製のAIの感受性では、ジャパン発信の注文でも、チャイナふうになるのかな。ちゃんちゃんと、japanese old manと指示しているのですが、AIスキルの課題でしょうか。
試しにJapanese beautiful womanと文字を入れ替えて、AIに画像を注文しましたら、下のような画像を生成してくれました。womanよりもgirlっぽいですね。面白い反応です。
これで貸農園の畝にサトイモ、ジャガイモ、サツマイモと「イモ・トリオ」が並んでいます。根菜は、手抜き栽培向きなんです。
手抜きといえば、この土地には、ニンジンが合うのか、昨夏とれたニンジンは、甘みが強く、シャキシャキして、実に旨かった。棒状に切って、ナマのままかじるのは最高だった。ちょっと塩をふってビールのつまみにも最適でした。
ニンジンに煮物は、なぜか気色が悪く、つまみ出す方でしたが、ナマはいい。今年はいっぱい植えています。小さい細やかな緑の葉っぱが綺麗です。園芸種の花が咲く前みたい美しい。これはスマホで撮りました。ニンジン嫌いが見直す光景です。
サツマイモは秋には収穫できます。ニンニクはまもなく葉枯れしますので、夏中の元気の素になります。
さて、温泉の話に戻りますが、ネットで検索すると、大分には湯治ができる安い宿がたくさんあるようです。大分かあ。大分は遠いなあ。温泉は逃げないが、こちらの体力や気力が衰えています。
ヤれるときに、ヤっとくもんです。そして、後々、それが、いい思い出になって楽しめれば幸せです。これって、年寄りの後知恵ですわ。