退屈な80代

還暦、古希、傘寿を過ぎて 日々思うことを綴ります。

退屈な80代の新着ブログ記事

  • タナカ ノゾミ

     このトシになって、心躍る若い女性が出現しました。  知る人ぞ知る中長距離ランナー、田中希美さん(豊田織機TC・同志社大3年)、20才です。    今夏、3000メートルで,なんとなんと18年ぶりの日本新記録を塗り替えた。  1500メートルで、なんと14年ぶりの日本新記録をマークした。  3日ま... 続きをみる

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  • スマホ

     いまさらながらですが、スマホを初めて買いました。  ガラケー(二つ折り携帯)を長年愛用していましたが、外出先でガラケーでは用が果たせないことが起こり、観念しました。  レンタルDVD屋さんで”割引サービス”はネットで配布している「QRコード」をスマホの画面で示さないとダメ。おばさん店員が言います... 続きをみる

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  • パンケーキ

    「パンケーキとホットケーキは、どう違う?」  ジムのフロントで,おそろいの青いTシャツを着たお姉さんに尋ねてみました。 「同じものです」 「じゃあ、何で名前が二つあるんや」 「うーん」(笑い)  別の年かさのお姉さんが口を挟みました。 「朝食べるのが、パンケーキ。おやつに食べるのがホットケーキやと... 続きをみる

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  • 敬老祝いで思うこと

     住んでる自治体から、敬老祝いを上げるから、次のどれかを選んで、返事してほしいと封書が来ました。600円の買い物券、せんべい、菓子、鯨缶詰など地元産の5品目の一つに〇をつけます。品物の方は600円相当分です。  長く住んでいますが、内陸部のどこに鯨缶詰を作る工場があるのか、知らない。世間は広いなあ... 続きをみる

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  • 8020運動

      歯医者さんの壁に「8020運動」のポスターが,貼ってあります。  「ハチマル二マル」と読んで、80才になっても、20本以上は正常な歯を保ちましょうというキャンペーンです。歯医者さんの全国組織と歯磨きメーカーさんが呼びかけています。   三月に一度、歯医者通いしています。経過観察や歯垢取りなどを... 続きをみる

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  • 怖い物忘れ

     長生きすると、待ち受けているのは、認知症。いわゆるボケになること。  認知症を治す薬剤はまだないという。進行を緩和する効果がある治療はあるらしいが、 発症そのものを防止する決め手は欠くらしい。がんを根本的に治す抗がん剤がないのと同様に、人類の敵の克服は多難のようです。  ボケについて夜間の徘徊、... 続きをみる

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  • ことしもダメ虎 !? 

     今年も愛する阪神タイガースの優勝は、絶望ですね。   ちょっと早いですが、そう思いますね。毎年、毎年負ける。2リーグ(1950年)になって最後に優勝したのは、遠く15年まえのことです。どんだけ負け続けるのか。   不憫なので、いまではデキの悪い子ほど可愛いい。そんな慈愛に満ちた母親のような気分で... 続きをみる

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  • 左利きの嘆き

     5歳のときから左利きになりました。  車にはねられて、右手首などを複雑骨折。当時、疎開先の田舎に医者がおらず、柔道整骨のようなところに担ぎ込まれて、変形したまま固定化されてしまい、親指は曲がらず、手のひらが上に向かななくなり、いわゆるジャンケンのパーのカタチが取れなくなってしまった。  当然、食... 続きをみる

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  • 山の日

     四年まえにできた国民の祝日に「山の日」というのがあります。「海の日」が祝日なのに、なぜ山の日がないのか。  山岳関係団体や自然保護団体の熱い運動の結果、制定されたのですが、その趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という平凡なもの。そうであれば「食の日」や「女性の日」を作り、祝日にし... 続きをみる

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  • 孤独からの逃走

     「自粛せえ、自粛せえばっかしで 好きな将棋もやれん!寂しいね。こんなつまらないことにになるとは思ってもみいひんな」  スポーツジムのふろ場で七十代らしきおっちゃんが嘆いていました。「会話は控えてください」」と大きな文字の張り紙が立ててありますが、おっちゃんは構わず大声で嘆いています。  まったく... 続きをみる

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  • 安楽死、尊厳死

     また「高齢者死ね」、「社会的に役立たないヤツは死ね」に通じるおぞましい事件がおきました。  報道によれば、京都のALSの女性患者51才が安楽死を希望、面識がない二人の医師が、その依頼をうけて殺害し、対価をもらったという嘱託殺人事件です。  これを機に安楽死とか尊厳死が議論されています。今回はちょ... 続きをみる

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  • がん戦争

     連れ合いが胃がんになりました。  ぼくと同じ後期高齢者なので、トシに不足はありませんが、日頃から達者自慢。ここ十年、入退院を繰り返すぼくとちがって、風邪一つ引かない人が、、です。  昨年暮れごろから食が細くなり、痩せてきた。時々、ふらつくようなので、医者にかかると、貧血と診断。大きな病院で貧血の... 続きをみる

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  • 「高齢者は死ね」か

    「高齢者を長生きさせるか、我々真剣に考える必要があると思いますよ」と大真面目に話した自称、政治家が現れて、驚きました。  れいわ新選組の党幹部といわれる大西つねき(56)=前回参院選比例代表候補、落選=で、本人がYOUTUBEで発信する「#私が総理大臣ならこうする」(7月3日配信)のなかで述べたと... 続きをみる

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  • おばあちゃん道

     習いごとを教えてもらっている先生に初孫が生まれました。  先生は62才。おばあちゃんになる年齢としては、普通なのか、やや遅いのかな。「おサルさんみたいな顔して」とやや照れた風情ながら、うれしそう。  二週間後にお会いすると、ころりと変身。「可愛いい、可愛いい。めちゃっ可愛いい」とオクターブが大上... 続きをみる

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  • わが人生のラーメン譚

     長生きすれば、アタマが澄むというわけでなさそう。世間の波風にあれこれ煩悩が浮かんでは消え、腹も立つが、悲しくもあります。たまには、ささやかだが、楽しく、うれしいときもあります。とりわけ、ちょっとしたことから昔のことを回想しているときは、いい気分になれるみたい。  さて、この間、「サッポロ一番塩ラ... 続きをみる

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  • 例の10万円

     申請してから一カ月かかって、やっと給付金10万円が振り込まれた。車なら10分もかからない役所から。遠かったのか、重たかったのか。たぶん、事務が煩雑だったのだろう。  家人との二人暮らしだから、合計20万円。もう年金生活者とあって、別途の雑所得を得られる暮らしではないので、個人的には棚からボタ餅み... 続きをみる

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  • 当選、買います

     国会議員の夫婦が買収で捕まった。  夫婦で2千数百万円を100人近くに配った疑いがもたれています。各戸配達のチラシやポスター、自動電話による支持依頼などカネに物言わせた物量作戦を繰り広げたと伝えられています。  いまもカネを配れば、票が買えて、当選できる。そういう金権選挙をやれば、勝てることを物... 続きをみる

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  • 老害だあ

     買い物に出る前、野球帽をかぶり、視力が弱いので、濃いサングラスをつけて、マスクをしたら、このまま"銀行強盗"の扮装になりそうになりました。ロバート・レッドフォードの最後の出演映画みたいなら、カッコいいけれど、ぼくでは絵にならない。  レジのオバサンが、ぼくの顔をみるなり、腰が引けて、こころなしか... 続きをみる

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  • 自粛のあとさき

    コロナ禍でおよそ2か月、在宅を強いられた皆さんの声。テレビや新聞報道から拾う。 「ストレスがたまって、息苦しかった」 「いつまで続くか、先がみえないので、不安だった」 「こんなに長く休んだのは、初めてで、どうすればいいか、わからなかった」 「もうもたない、店を閉めることにした」  生業をもつ人、学... 続きをみる

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  • アベノマスク

     アベノマスクが、やっと届きました。手元には、早い時期にスーパーで買ったものや、娘の差し入れがあり、十分です。いまさらアベノマスクなんか期待していないのですが、「配る」というからには、うちには、いつ来るのだろうかと思っていた。  あれこれ評判悪いアベノマスク。確かに小さい、物持ちがいい家人が、娘の... 続きをみる

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  • ZOOMリモート会

     毎月、公民館でパソコンの勉強会を有志でやっています。ところがコロナ禍の影響で公民館は休業とあって、勉強会もずっとお休みでした。  メンバーの一人が、いま人気のZOOMを用いて、久しぶりに顔合わせてしゃべろうーーーと言いだし、各自がZOOMをダウンロード、集まる時間を連絡しあって、このほど、初集会... 続きをみる

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  • エッセンシャル・ワーカー

     コロナ禍であまり聞きなれないカタカナで書く英単語が、いくつも現れました。その一つがエッセンシャル・ワーカーです。  意味は「社会生活に不可決な職業、仕事につく人たち」というらしい。今回の事態、つまり「感染症拡散を防ぐ目的」に対応したエッセンシャル・ワーカーさんといえば、医療従事者たちを指している... 続きをみる

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  • 同情するならカネをくれ

     知人の息子さん宅に、あのアベノマスクが二枚届いた。息子さんは家族五人暮らしなので、小さなカビくさいマスクを前に、「どうしろと言うのか」と怒っているそうな。それを聞いた知人は国に「オチョクられているな」と嘆いている。 「オチョクられる」というのは、「バカにされる」とか、「冷やかされる」とかと言う意... 続きをみる

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  • コロナ余聞

     学校の新学期を9月始まりにしようという動きが急浮上しています。コロナ禍の終息が見通せないまま、火事場便乗的な提案ではありますが、教育関係者が大好きな欧米の学期制度に合わせたグロバール化に足並み揃えられるチャンスであります。  昼間の街はひっそりしています。家にじっとしていると雑念が浮かびます。こ... 続きをみる

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  • その他大勢感

    という表題では、何ことかわからないでしょうが、初めての80代を経験していますと、要するに、世間のナマの流れから、呼ばれていない、外されているという感じをよく味わう。  別にひがんでいわけではない。プロの選手なら、”戦力外”を通告された者や舞台人なら、いつまでも”わんさ”の俳優扱い、会社員なら”員数... 続きをみる

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  • ”有犬”夫人

     夕方、近くの遊歩道へ散歩に出かけると、出会うのは、犬を連れた女性たち。たいがいは子育てを卒業したと思える年配層の人たちが多い。近くに遠くに、いろいろな小型の洋犬と歩いています。犬の排泄の時間がだいたい集中しているからしい。  こんなに犬好きが多かったのかと驚きます。シーズーやプードル、チワワとい... 続きをみる

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  • 閑散プール

     およそ10年くらい前、はじめて公立の温水プールに行ったとき、驚いた。プールサイドで憩う人、泳いでいる人、みんな年配者たちばかりなのです。爺さん、婆さん、お年寄りはこんなところに隠れていたのか。そんな驚きでした。  そのころ、すでに図書館や公民館、映画館、スーパーマーケット、あるいは日帰りバスツア... 続きをみる

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  • コロナ禍で思うこと

     コロナ禍がすさまじいイタリア北部。そこからの外電に高齢患者の光と影が伝えられていました。とくに影は気になる深刻な情報です。  光の方は、102才にもなる女性が感染したが、無事退院にこぎつけて、「嵐の中の希望」だと医療関係者が喜んでいるという。よかったなあ。  一方の影というのは、人工呼吸器や受け... 続きをみる

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  • 妄執老人

      前立腺肥大症の治療途中から追加処方された薬が、ザルティア。この薬からの年寄りの連想譚です。  この薬の成分は、実はED(勃起不全)改善薬で知られるシアリスと同じです。バイアグラと並ぶ、その方面の有名な薬です。しかし、前立腺肥大症にも効能があることがわかり、名前を変えて出ています。  なんで成分... 続きをみる

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  • 前立腺肥大症のこと

     ノコギリヤシ。あまり見慣れない樹木です。  だが、中高年の男には、けっこう名前に馴染みがあるかもしれない。後期高齢者なら、ほぼみんな知っているにちがいない。夜間になんどもトイレに通う症状なんかには、その成分が効くとされています。  ぼくも長く飲んでみましたが、少なくとも、ぼくにはまったく効果はあ... 続きをみる

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  • 夜ごとの夢

     旅に病んで夢は枯野をかけ巡る     俳諧師、芭蕉の辞世の句とされています。享年50。  ご本人も周りも人たちも「翁」と呼んでいます。江戸時代は、いまよりずっと多くの乳幼児が亡くなったので、いわゆる平均余命は低かっただろうけど、50で「翁」というのは、なんぼなんでも大いに違和感を覚えます。  「... 続きをみる

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  • 凡人は長生きする

     毎朝、目覚めても、すぐには起きだせない。何か、することがあったかな。  用がない日が、ずっと続く。壁に貼ってある大きなカレンダーを目を細めて眺める。用がある日にはマーカーで丸を記してある。きょうもなにもない。  カレンダーは桜と富士山。なんとも、くさい風景写真があるやつだ。人に見られると、恥ずか... 続きをみる

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